手づくり石鹸の規約(その2)

以前お知らせした手づくり石鹸について。

規約中の
専門機関での計測した成分の紙面の提出
についてもう少し詳しくお知らせを致します。

実際に成分の検査をしてもらえる機関として、
「財団法人 日本食品油脂検査協会」が挙げられます。
※ほかにも同様の機関はあるかと思いますがそれについてはご自身で御調べください。

上記のような専門機関で計測したものには
「試験検査成績書」(またはそれに準じたもの)が発行されます。

↓ 以下はあくまでも参考としてご覧ください





手創り市へ「手づくり石鹸」として参加するには、
それぞれの商品に必ず上記成績書(証明書)が必須です。
こちらがない場合には出展または該当する商品の販売が不可となります。
また、成績書(それに該当する紙面)にはわかりやすく商品名などを明記してください。
(参加の際には会場にて手創り市スタッフによるそれぞれ商品の確認を行います)

現在、手創り市に参加する手づくり石鹸の作家さんはどの方も上記成績書を持ち、ルールを守り、ご来場者の皆さんにも安心して手にとって頂いております。

ご理解、ご協力を宜しくお願い致します。

手創り市
info@tezukuriichi.com




【手づくり石鹸のご参加について】

【お申し込みに際してご注意下さい】


出品する石けんの成分表をお申し込みの際に提出して頂き、

成分表につきましては、専門機関から発行されたものが必須となります。



【手づくり石鹸の御参加について】


手創り市では本年9月の回より手づくり石鹸参加の規約を設け、お申し込みを再開と致します。

手創り市で展示・販売する事ができる手づくり石鹸は、「固形の石鹸のみ」とし「洗濯用または台所用石鹸」としての販売が可能となります。
・・・・
○石鹸の表示について

「品名」「成分」「表示者名」を必ず添付または表示してください。

「品名」
洗濯用石鹸または台所用石鹸のいずれかの表記がかならず必要となります。
表記のない場合には販売不可となります。

例) ○○せっけん(台所用石鹸) 

「成分」

成分として含まれるもの全て表記してください。
手作り石けんの場合、界面活性剤は純石けん分のみになるので、
必ず「純石けん分(脂肪酸ナトリウム ○○%)」という表示が必要になります。
表記のないものは販売不可となります。

例) 成分 純石けん分(脂肪酸ナトリウム ○○%) オリーブオイル ・・・

※石鹸の成分の計算は専門的な知識と機械が必要になる為、
 専門機関へ依頼する事になるかと 思われます。
 専門機関でしっかりとした計算をして頂く事はある意味お墨付きを頂く事にもなりますね。
 また専門機関での計測した成分の紙面の提出を願います。こちらは必須です。

「表示者名」
見やすい箇所にせっけん本体から離れないよう(剥離しないよう)表示してください。
表示者名は、「氏名または名称」と「住所または電話番号」の2点を必ず表示してください。
いずれの表記がない場合でも販売が不可となります。
(電話番号記載の場合、「携帯電話」のみの記載は不可・無効となります。ご注意ください。)

「参考までに」
手洗いなど身体に直接用いる石鹸は「薬事法」の規制を受けます。
身体用の固形石鹸は、一般に「化粧石鹸」と総称して呼ばれ、「洗顔石鹸」「浴用石鹸」「薬用石鹸(含むデオドラント石鹸)」などが含まれています。
また、場合によっては「洗顔石鹸」と「浴用石鹸」をひっくるめたものを「化粧石鹸」と呼んだりします。
薬事法では、一般の化粧石鹸は「化粧品」に該当し、一定の効能をうたうことができる「薬用石鹸」は、「医薬部外品」に該当します。
「薬用石鹸」には、殺菌剤を配合しており、菌を殺菌し消毒する「殺菌石鹸」(デオドラント石鹸)や、皮膚の炎症を抑える成分を配合した「薬用石鹸」があります。これらの製品には、いずれもそのパッケージに「医薬部外品」の表示をしています。
一般的に、個人で活動されている手づくり石鹸の作家さんには「化粧石鹸」「薬用石鹸」のハードルは相当に高く、それをふまえた上で手創り市では「洗濯用または台所用石鹸」の販売のみの参加としております。

以上をもって手創り市における手づくり石鹸の参加規約とし、上記記載すべて厳守して頂くようお願い申し上げます。
参加の際には手創り市スタッフによる商品表示の確認を行う場合も御座いますので予めご了承ください。

当規約は、
「日本石鹸洗剤工業会HP」
「家庭用品品質表示方法(洗濯用または台所用の石けん)HP」
を参考としました。

また今後規約に変更がある場合には随時お知らせを致します。予めご了承ください。


・・・・

今後、手創り市で販売が可能な石鹸は「固形の石鹸」とし「洗濯用または台所用石鹸」のみの販売が可能となります。
これまで手創り市では「雑貨としての石鹸」(以下雑貨石鹸とします)が全てと言っていい位多くの参加がございました。
雑貨石鹸とは原則使用目的のないものであり、インテリアと言え、そこに成分表示がされる事は使用する為の暗示として受け取れる事ができるかと思われます。
手づくり石鹸のつくり手として、自身の表現または同様のつくり手・商品と差別化を考える事は十分に
理解できる事であり、またそれがつくり手、お客様にとっても双方の楽しみとも言えます。
石鹸を購入されたお客様は、使用目的があって購入する事もあり、お客様に対する責任としても上記記載の「品名」「成分」「表示者名」を今後厳守して頂く事になりますが、それもまた昨今多くの場所で開催されている手創り市のような場が成熟してゆくのに必要な過程として受け止めて頂ければ幸いに思います。

最後に、
今回の手づくり石鹸の規約化をまとめるまでに、とある石鹸の作家さんに多大なるご協力、アドバイスをいただきました。
その道のつくり手が、お客様へ届くであろう石鹸を作品としても、商品としても真剣に考え、また私たちもそのつくり手の心構えにより学ぶ事ができ、規約化へと繋がりました。
今後もこうした流れは大切にしてゆきたいと思います。

※「家庭用品品質表示方法」というサイト
手創り市に参加される様々なつくり手さんにとっても、私たちスタッフにとっても勉強になるサイトであると思いました。これからつくり手として活動される作家さんにとっても参考となります。是非ともご覧ください。


お問い合わせ、ご意見等は以下宛先までご連絡ください。

手創り市






手づくり石鹸参加について

手づくり石鹸の作家さんへ

これまで手創り市では様々な工夫をこらした石鹸をつくられる作家さんが参加をされてきました。
多種多様な素材、色使い、素朴な色のニュアンスや綺麗なもの、本当に色々な石鹸の作り手の方がいらっしゃいます。
現在、手創り市では手づくり石鹸の販売をする為にどのような許可、認可が必要なのか?を調べ、規約化をしてゆく事を進めております。
これまで石鹸を販売されている方の中にもしっかりと営業のための認可の有無・条例等を勉強した上で作家活動をされている方と、若干その点が足りないかな?と思われる方がおりました。
この点に対して追及するのではなく、まず私たちが学び、進めてゆく方向で考えてゆきます。

現時点でわかっていること。
例えば石鹸を石鹸(いわゆる石鹸としての使用方法があるもの)として販売する事と、石鹸はあくまでインテリア(観賞のみの用途と言えばいいでしょうか)として販売する事では大きく違いがあります。
石鹸を石鹸としての使用目的があるものとして販売する際にはやはり「許可」が必要になります。
ここの所なかなか難しいのですが、許可証のない場所でつくられた石鹸と言うものは使用目的として石鹸ではないという事です。
(すみません、自分で書いていても妙な事書いてるな、とは思ってます。)
もっと単純に言うならば、許可を取得していない方が作る石鹸には、使用目的に手洗いとか洗浄の類の文言が入っていたり、それをお客様に伝える事は本来は禁止されている事なんです。
また、石鹸のラベル等に効能的な言葉が書かれている事はかなり問題有りと言えます。
(効能云々は薬用品となり、薬事法が適用されます)
ここの所、石鹸作家として活動されている方ならご自身でしっかりと調べて守られているとは思うのですが、手創り市全体の規約化を進める為にまずは書かせて頂いております。

作ったものを販売する事はやはり商売と言えますし、商売はそのまま社会性を帯びてきます。
社会性を帯びた活動、例えば飲食業など当然皆さん営業許可証も、営業する為に必ず必要な設備は備えております。
ここのところは実際に飲食業を営んでいない方でも容易に想像ができる事だと思いますし、それに対して何故その必要がある?と疑問を挟む方はいないかと思われます。
それは、飲食業の世界が当たり前の事が為されている程度には成熟している世界と言えるからだと思いますし、そこにグレーな要素があってはいけないという事が共通認識とされているからです。

ここで書かれている事は今回は石鹸を作られてる作家さんにむけてお伝えしておりますが、同様に、私たち運営者も学ぶべき事として考えております。

先日豊島区保健所へ問い合わせ、現在は管轄する東京都へ問い合わせをしている最中です。
今後、東京都からの回答があってから手創り市としての規約の適用としてゆきます。

石鹸のような身体に直接使用するものはやはり万が一の事があってはいけない事ですし、そうした事を未然に防ぐ為、また作家さんも安心して参加でき、お客様にもこれまで以上に楽しくご来場いただける環境つくりとして進めてゆきます。

私たち手創り市はつくり手のすそ野を広げる事をテーマとして取り組んできました。
ものつくりの環境としてもこうした事をひとつひとつ整理してゆく事で手創り市を取り巻く環境そのものが成熟してゆく事を私たちは目指しております。

今は石鹸の作家さんが参加できない状況でありますが、規約化されるまではもうしばらくご理解ご協力の程何卒宜しくお願い致します。
長々とお読みいただき有難う御座いました。

手創り市
info@tezukuriichi.com









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