- 9月7日
- 2017.09.07 Thursday | 雑記 | posted by 手創り市 |
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先日のこと。
中央線の中華屋で打ち合わせがてら食事に出かけた。
待ち合わせの時間まで余裕があったので、
気になっていた酒屋に入り、
どれどれと日本酒コーナーをひやかしていたら、
角打があり我慢できずに一杯ひっかけた。
飲酒のスペースは、
なんの色香もなく雑然としていて、
倉庫だったところをちょこっといじった程度の場所。
昨今の角打にあるような、
お洒落れさや意識高い系ではない空間。
それがなんともまあ心地よかった。
2杯3杯といくのを我慢しつつ、
無関心にスポーツ番組を眺めつつ考えごと。
ふと、20台も前半の頃に母親と話していたことを思い出した。
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永いあいだ自営をする母親は「生涯現役で終えたい」と常々言っており、
息子の私は「きっと、そうだよ。その方が絶対にいいよ。」と言いつつ、
本心は「頼むから父親を置いて先に逝かないでくれ…」と願って、
「いつか一緒に店が出来たらいいね。」なんてことを偉そうに話していた。
あれから15年以上が経ち、
七十にいったか手前か知らないが今もなお現役の母親。
幾らか悪い足と付き合いながらも、
どうにか長生きしてもらいたいと思う。
なぜって、父親を置いてゆかれたら心底こまるから。
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ここ数年。
東京と静岡を頻繁に行き来するなかで、
店を終えた母親と深夜、酒を交わしつつ議論もかわしている。
議論の内容はその時々でなんでもいい。
知っていようと知らなかろうと問題ではない。
テレビを見ない私は大抵知らないことばかりだし…
母親がこういえば息子はああいう。その逆もまたしかり。
有意義かどうかなんてことは二の次三の次。
酒を交わす場所は、
大手イタリアンのサイゼ◯◯。毎回頼むのはドリアのよく焼きで。
もしくは、バスタ新宿あたりで購入する手みやげのワインと乾きもの。
広がりのないその2択がいい。ミニマリズムに乾杯。
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今週末も静岡での打合わせが重なるので実家へ帰る。
その時、議論ついでに先日入った角打のことを話してみようと思う。
こんなのいいよねって。
うまい酒をどこにでもあるコップでやっすく提供。
肴なんてほどほどでいい。
なんなら持ち込んでもいいでしょ。
ただし、ゴミは置いてくな。
空間?そんなのコンパネでつくればいいよ。
照明でさ、なんとなくいい感じにごまかしたらいいじゃん。
お店の名前はね…そうだなあ…
スナック墓場、または広場角打。
よくない?
そんな提案をしようと思っているがどうだろうか。
手創り市に無関係な話ですみません。
それではまた。
名倉
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