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7月3日 クリームソーダ。

 

明るいうちに出かけることのない私は、日中たまに出かけると外が眩しくて仕方がない。

外は明るい。そんな当たり前を知る。

 

20日ほど早い梅雨明けの7月あたま。所用あって明るいうちから出かけた。

突き刺すような日差しに笑いがこみあげてくるよな灼熱。

コンクリートじゃんぐるの東京は暴力的なまでに熱を放っている。

 

ぐるぐると街を歩きまわり、くたくたになった私はくるくると目眩がしてきたので街中にある喫茶店へ入った。

 

街中の喫茶店ではクリームソーダを注文するという法律に基づき、けれどメニューを見ないのも失礼だな…という理由から流し見でメニューを見るフリをする。

数分たって大学生風な女性店員がグラスに入った水とおしぼりと共にやってきた。

その景色を見て、水に入ったグラスを持ってきたら面白のにね、と傍らに声かけたかったが見知らぬ新聞を読むおじさんなので止しておいた。

もとい。潤いを欲している私はすぐさま、けれどがっついた雰囲気を出さぬよう女性店員に怪訝な目で見られることがないよう、そっと優しく「クリームソーダ」とひと言注文。

店員さんは「はい」と応え、店奥に向かった。

 

おしぼりの袋を音をたてぬよう破り、がっつくように顔をふきふき、その後手を拭いた。

喫茶店のおしぼりで顔を拭きたくなる。というか必ず拭く。これは季節を問わず行うことで、法律とは云わないまでにも行政指導的な位置づけだ。

夕飯は麻婆豆腐ということもあり、そのことを想像しながら、楽しみにしながらクリームソーダをいただいた。

 

その後、山手線の駅にむかい乗車すると、学校あがりの大学生風の男女がわいわいがやがやと乗り込んできた。

彼ら彼女らは共に汗をかいているが何故かキラキラと輝いているように見えた反面、その隣に佇む迷惑顔が板についたサラリーマン風のお父さんは汗でギラついていた。

そんな景色がいいね。そんなことを思いながら、どこかで見た小説の一節を思い出した。

 

素敵であれば優しくなくていい。

 

この言葉は学生風の若人達にぴったりだと思った。

と同時に、サラリーマン風のお父さんにはこの言葉をプレゼントしたい。

 

優しくあれば素敵でなくていい。

 

家の最寄り駅に到着し、近所のTSUTAYAで小一時間ほど陳列されたDVDを眺め選んだ映画作品はザック・スナイダー監督のドーン・オブ・ザ・デッド。

優しい気持ちに浸りながら血みどろの映画を楽しもうと思う。

 

それではまた。

 

名倉

 

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