- 4月22日 駒ヶ根にて
- 2019.04.22 Monday | 雑記 | posted by 手創り市 |
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先週末のこと。
泊まりで長野駒ヶ根に出かけた。
行き先はあの場所。
トオク。
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https://www.instagram.com/p/BvL4Hxhnah1/
インスタグラムでの投稿を見て以来、これは何か起きるぞ!という予感から、行っておかないと後悔する。
しかも、、
https://www.instagram.com/p/BwJKZtdH3pm/
こんな投稿を見た日にゃあ行かざる得ないでしょ。
…という訳で、スケジュールの無理を押して強引に向かった。
先方にいくつかのわがままを押し付けつつ。
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本展は通常の器の作品展とは異なる趣きを備えている。
ベースにあるのは、確かに、器の展示会だ。
けれど、その広がりは、器の展示会を通した空間表現である。
まさに今、その瞬間、このタイミング、でなければ生まれなかったであろう空間は、展示会という、一種の肉体的なリアルな場でない限り、形に出来なかっただろう機会であった。
(であった、という過去形の表現はお許し願いたい…)
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展示会では、原土に出会うまでの前田美絵さんの軌跡が(大きな声ではなく小さな声で)描かれていて、所謂過去作だけれども、現在の作品と共に展示されている様子は新鮮だったし、会期中に実施される、前田さんのつくる立体作品(欠片)にいわもとまきこさんの植物をコラージュ?するワークショップは遊ぶ心に溢れると同時に、静かに挑戦的でもあった。
(ワークショップについては「こちら」CLICK!!をご参照下さい)
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最後に。
本展示会は多くの方に見てもらいたいが、中でも、ものづくりをする作家に見てもらいたい。
心を込めてつくった作品を率直に見せる。展示をする。
それだけでも充分に大切な行為ではある。
が、数をこなせてしまう(?)展示会だからこそ、時には、自分自身にとっての真剣な遊びや創意工夫を盛り込んでみる機会があってもじゃないか。
そう、私は思うし、それがワクワクを携えてやってくるお客さんを「もてなす」ことだと思うから。
(やってきた客にお茶を出す。)
(出来るだけ話しかける。)
(そんなものは展示会における「もてなし」の本質ではない。)
(…と、私は思う。)
展示会というものは日常の制作の先にある非日常、ハレの舞台。
まさに、見せる側見る側双方が魅せられる場であって欲しい。
そのことを、改めて本展を通して感じることが出来た。
会期は4月28日まで。
長野方面にお越しの際にはぜひ。
名倉
追伸。
前田美絵さんの展示会にてとあるスタッフの引っ越し祝いを購入した。
その中に一枚、とてもいい器があって、それを贈り物に含めるかどうかを迷っている。
今は、あんな奴には勿体ない!と思い始めているので、もう少しだけ、自分内で相談しようと思う。
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