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終わって今思うこと

昨日まで開催していたHand Made In Japan Fes 2013の閉幕の頃。外ではLIVEをしていた。

職場から事務局へ戻り、近所の公園でぼうっとしつつ二日間のことを考えていた。

Creemaさんより声をかけてもらい手創り市として参加することになったHand Made In Japan Fes 2013。初めての開催ということで一体どれだけの来場者があるのか?それが気にはなっていたけれども、想像していた以上に多くの来場者がありCreemaさんの努力が成果としてあらわれたんだろうなあ。いち出展者として感謝です。ありがとうございます。

さて、本題。
meets broochを終えて今思うこと。

手創り市はこれまで場をつくることに意識をおいてやってきた。
場をつくり、そこに参加するつくり手を募り、参加することが決まったつくり手と共に来場者を迎える。ふつうのことをふつうにやり続けることに意識をおいてきたように思うし、それが今は少しだけ変化している時期。
例えばそれは7月の「大鳥神社で夏をたのしもう!」のように。
それが今回はmeets broochという企画を提案する企画者でありつつ、HMJ2013に参加するいち出展者でもあるという状況。これは初めてのこと。

初めていち出展者として参加をしてみてどうだったか?と問われれば、ただただ楽しかったのひと言に尽きますでしょうか?・・・そんな訳がない。そんなシンプルじゃあねえなあ〜と、感じる事や考えた事があり過ぎて、頭の中は錯綜気味。そんな錯綜状態の中から幾つか書いとこかと。ある意味、それは自分にむけて。長くなりますがお付き合い頂ければ幸いです。

私自身、今回初めて自身で主催すること以外で外に出て行った。
これまでなんだかんだと大抵お断りしてきて、これは自身の性格上、お互いの為でもあると思っているし、何より本能的なものだけれど、何事も自分のやり方でやらなければ気が済まない精神の持ち主であるから。それが今回、ルールの決まっている場にいち出展者として出て行ったのは一種の変心であるように思う。(使い方間違ってるかもだが…)

自分のやり方でやる、ということを外に連れて行って晒してみてどうなるのか?自分がどう感じるのか?それを主観的にも客観的にも見てみたかったというのがまず最初の関心ごと。
それから、手創り市に参加してくれているつくり手と共に、外へ出てゆくことはどういうことなのか?それを実体験として捉えたいと思ったから。
(決められたルールについては、単純に「守ればいい」だけのこと程度にしか感じなかった)

Creemaの私たちの担当であるトオヤマさんと話をして、出展するにあたっての裁量はすべてこちらに委ねていただくことをお願いし(もちろん逐一進捗状況も報告しますと伝え)、meets broochのはじまりはスタートした。
(この時はまだmeets broochなんて存在してなかった)
その頃、雑司ヶ谷では夏にむかっての「大鳥神社で夏をたのしもう!」が進行していたので、&SCENEのおおばさん・はしもとさんに声をかけてみた。そこから先は早かった。

オオバさんより一枚の手描きの企画書が届き、キタ!と思い、アートディレクションを任せる
湯本さんに声をかけ、新宿のいつもの打ち合わせ場所で会議。話は飛び飛びしつつも、照準は絞られ、(たしか)ハシモトさんのひと言で「meets brooch」というタイトルが決まった。このタイトルはかなり秀逸だと思う。シンプルで、名前がコンセプトをあらわしている。そのシンプルさは力強くもあり、逆説的に、見る側への余白を持たせてくれたりもする。

meetsのはじまりは、ロゴとイラスト、そしてフライヤーから壁画の制作を湯本さんに依頼することからだった。高円寺のとあるカフェで皆集い、湯本さん提案のロゴからイラストなどのアイデアを見せてもらう。彼女のつくったものは見事に私たちの考えていた事と合致、いや、それ以上のもので、皆一様に驚嘆の声。提案してもらった諸々から更に皆で意見を出し合い、共有の度合いを深めてゆく。チームとして小さな単位のmeets broochは、声をかけようと思えば隣りにいて、手を伸ばせば届く距離感。良いサイズであったように思う。

それから出展していただく作家さんの声かけから、事務作業等を&SCENEのオオバ・ハシモトペアにお任せし、私は空間を作る為の壁面制作に取りかかる事に。

私は正直に言って、具体的にものをつくる願望もなければ、実際不得手で、手先は器用とは言えない部類の人間。更に、できるだけ実際につくる方にまわりたくないという性分。簡単に言えば、誰かがやってくれるのであれば近づきたくない領域。それが壁面制作。
なのに何故やってみるか…と思ったかというと、これから自分が様々なことを様々な人にお願いする時に何も知識がなければ、知恵もわかないだろうから。(知識を加工したものが知恵)
…という理屈もあったりするけれども、まあ単純に、やりたくないことでも、meets broochというやりたいことが目の前にあるのだから、やりゃあいいというだけのこと。出来る出来ないを考えるよりも、やる為にどうするのか?ただただそれを考えればいいだけの事。そんな風に思えたことが壁面制作のとりかかる動機。自信はなくてもいいんじゃないかな?と。
そんな訳で、今回私は壁面制作以外に何をしたか?といえば、ほとんどをオオバ・ハシモトペアに任せていた。壁面制作に集中出来る環境を、彼女たちに提供してもらったというトホホな私。(まあいい、だからこそ出来た訳だしね。という言い訳)

壁面制作をするにあたって、倉庫を引っ越すことになった。
なんだか大袈裟なことになったと思うでしょうが、もうだいぶ前から倉庫は荷物でいっぱいいっぱいだったからですね。ちょうどよいきっかけだったんです。



新たな倉庫で連日の猛暑の中で、湯本さんは壁画制作をするという苦行を遂行。
苦行の成果はご覧の通り。


イラストの情感、全体のバランス、残された余白の気持ち良さ、それぞれが素晴らしかった。(グッジョブ湯本さん!!)



壁面はできあがり、壁画も完成。よいよmeets broochの本番にむけてシミュレーション。


シミュレーションはいつものように事務局傍の公園で。
壁面の組み立てを見事に間違ったものの、途中、顔見知りの郵便局員さんの手助けもあってなんとか建てる事が出来た。
不器用なりに出来上がった姿を見てご満悦。
ただし、meets スタッフより更なるご注文をいただき、開催ぎりぎりなのに出来るのか?と思っていたけれど、どうにかこうにかご注文を完了。
やればできるというよりも、やはりここでも「やりゃあいい」という考え。
出来る出来ないを考えてしまうと、どうしもてもやれない理由を考えてしまうのが、大人だったりする。だからそれ位乱暴な考えの方がものごとは進行するはず。大変だけど…

シミュレーションを終え、後は現場にむかって日々進むだけの中、今回meets broochに参加してもらうつくり手の皆さんに「∴つづる」での連載記事をお願いした。
会場のブースは限られた空間の中なので、多数在廊してくれる事になった作家さんでも在廊時間は決まってしまう。そんな中でどうしたらもっと作家さんのことを知ってもらえるだろうか?という思いが発端となって。「∴つづる」での連載は本当に多くの方にご覧いただき、会場でも「見ましたよ」という声を頂いて嬉しかった。

当日の様子については&SCENEスタッフのおおばさん手創り市の写真部に譲るとして、今回のmeets broochはこれから先も続けることになると思う。
手創り市会場を作ってゆくと同時に、meets broochのような企画で外に出てゆく事で、手創り市の中でも還元出来ることがあるはず。
これまで、内側から沸き起きることで手創り市をつくり、変化を重ねてきたけれど、これからは時に外に出てゆくことで、自分たちを晒し、多くのことを感じ体験し、変化を重ねてゆく。
全てに対してなんでもオープンになろうとは思わないけれど、せめて自分で選んだことだけはオープンでいれるように。
外に出ると、人は少しだけ変わります。
その変化は人にはわからないかもしれないけれど、自分が感じること。

またどこかできっと

ご来場いただいた皆さま、
ご参加いただいたつくり手の皆さま、
ご来場ご参加ありがとうございました。

名倉







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