【つながる 1dayに参加して】イチゴ硝子

硝子作家のイチゴ硝子鑓田さんが仙台のカフェのイベントに参加する事を以前お聞きし、参加した際には手創り市のブログで紹介させてもらいたいと伝えておりました。
そして先日そのレポートが届きましたのでご紹介致します。

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【つながる 1dayに参加して】

お世話になっております、イチゴ硝子の鑓田です。
以前お伝えいたしましたとおり、先週の19日に仙台のカフェが開いた屋外イベント「つながる 1day」に参加してまいりました。
おかげさまで楽しく充実した一日を過ごすことができました。
そこで簡単ではございますが現地で見聞きしたこと、そして感じたことなどをご報告したいと思います。 
まずイベント会場にて聞いたいくつかの話です。

母娘で手づくりの菓子やジャムを販売していたとなりの出店者は、若林区から来られた方たちでした。
仙台市の若林区といえば今回の大震災で津波の被害に遭った地区です。
「いままでも何回か津波警報が出たことはあったんですけど、まさかこんなに大きな津波が来るなんて思ってもいなかったです。知り合いが車で避難しようとうちの前を通りかかったときに“大きな津波が来るぞ”って教えてくれて、それでやっと逃げたんです。結局幸いなことにうちは1階が少し浸水したくらいで済んだんですけどね」
3ヶ月という時間のおかげでしょうか、お母さんは悲壮感はなしにこう話してくださいました。
 
また山形県からいらした農家の方の話も聞くことができました。
この方は有機農法で作物を生産し、なおかつ流通や消費にまで携わる、生産者と消費者とを繋ぐグループの代表を務めていらっしゃいます。
震災後ボランティア活動のために訪れたある避難所で同じ農家の方々に伺った「われわれ農業を営む人間は、体が動かせるのに畑を耕せないのが一番つらい…」という苦痛の言葉が心に響いたらしく、私にもその話を東北のイントネーションで教えてくださいました。

そして大震災の影響を受け、カフェをやむなく閉店するという店主で、このイベントの主催者でもある方の話です。
彼女のご実家は福島県で、事故を起こしている原発からもわずか30数キロしか離れていないということです。
当然のごとく今回の国や東電、そして県の対応などに憤りを覚えるそうなのですが、その彼女に今後はどうされるのですかと尋ねてみたところ「一応ハローワークに通いながら放射能について勉強します」と言われました。それはきっと、今後は核のない世界を目指して活動するという意味なのでしょう。

イベントの終了後にはお客様に“津波の惨状がいまだに残っていますよ”と教えていただいたので、
迷いながらも海へ向かって車を走らせてみることにしました。そこは街なかよりそれほど離れていなかったと思います。
初めはふとななめ前方の右側に、白いセダンが1台お尻を上げて転がっているのが目に留まりました。直後、そのまま頭上を走る高速道路をくぐり抜けるとそこには一面夥しい瓦礫の山が出現しました。住宅に使われていた木材やら家財道具やらが泥にまみれ、そしてあちらこちらにまだクルマが散らばっていました。運転をやめて歩いてみたのですが、すぐ足もとに落ちていたTVゲームのカセットがなんだかとても寂しかったです。
そこからもう少し車で南下し橋を渡ったあたりでは、土台だけを残した家々の跡が残っていたり、がらんどうになった家の開け放たれたままの窓から暗いカーテンがぱたぱたと風に舞っていたり、そしてひっそりと佇むように閖上の中学校もありました。

あとから分かったことですが、海岸と平行して延びるこの高速道路は仙台東部道路で、それをくぐってから瓦礫群が現れたということは、これが堤防の役割を果たしたということです。
そしてこれもあとから気がついたことなのですが、津波の痕跡のなかを車が走れたということは、これでも道路だけはすっかり片付けられたということなのでしょう…

もちろん津波にやられた沿岸部はすさまじく、その光景は今でも忘れられませんが、正直今回の仙台行きで 私がなにか劇的に変わったということはありません。
ただいろいろと見て聞いて、そのことについて考えることができましたのでそれはいいことだったと思います。

最後に感じたことですが、
地震や津波はやっぱり怖いですね。
目に見えない放射能も怖いですね。
しかしイベント会場には多くの笑顔がありました。
一人ひとりの力はたいしたことはありませんが、集まれば大きな力になります。
それは強いなって思います。



イチゴ硝子 鑓田英樹
HP http://blogs.yahoo.co.jp/strawberry_glass_house

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個人の体験した事、感じた事を知らせてもらい、それを受け取る。
受け取ったメッセージをこうして手創り市のブログを通してご紹介すること。
今後も手創り市に参加して下さっている作家さんが、東北地方のイベントに参加した時の事を少しでもお届けできればと。

ご意見ご感想は下記mailまでどうぞ。

名倉哲
info@tezukuriichi.com





大鳥のこれから・・・

 

7月手創り市の出展者の発表も終え、今後は大鳥神社での取り組みを充実させてゆきたいと考えている次第でありますがなかなか妙案は浮かばない。
浮かんでは消え浮かんでは消えを繰り返し、メモはとるもののいまいちしっくりとこない。
しっくりと最初から来ないのは当然だけれども、飛躍した考えが浮かんでこない。
飛躍した考えは実現するのはちょっと難しいかな・・・と思う事だけれども、そこから少し整理してみると案外と妙案と呼ばれるものに着地したりする。
まずはやってみよう!と思いはするが、たくさんの方が参加する以上はそんな訳にもゆかない。
ただしヒントはある。
それは「大鳥神社ではテントが使える」ということ。
それをきっかけに色々と考えてみようと思う。

名倉哲
info@tezukuriichi.com




7月17日手創り市出展者について

7月17日手創り市の出展者をお知らせ致します。

【7月手創り市出展者について】 click!!

※7月手創り市より鬼子母神・大鳥神社の同時開催となります。

「出展者の皆様へお知らせ」
ご出展の際にはご自身の連絡先がわかる名刺やショップカードなどをご用意ください。

*大鳥神社会場よりお知らせ* ←click!!

<ご注意ください>
会場には駐車場・駐輪場は御座いません。
最近は会場に隣接した場所への自転車などの駐輪が目立ちます。
自転車などの駐輪は、会場周辺の近隣の方の生活道路への妨げとなりますので
ご遠慮ください。
自転車などでお越しの際には、周辺駅などの駐輪場をご利用くださいますよう
何卒ご理解ご協力の程お願い申し上げます。

手創り市
info@tezukuriichi.com





6月27日



週末は静岡へ。ともなうは夕顔さん清水美紅さん
土曜早朝からいつも以上にせわしなく仕事をばたばたと片付け、ハイサヨナラと事務局へ戻り、身支度後静岡へ。途中渋滞にまきこまれたりしたが思ったよりも早く到着し各所へまわる。
先日開催していた五味五感の冊子を置かせていただきたいお店さんへお願いにまわる。
アディッションヌフさんアンミクンぺさんに置かせていただきました!ありがとうございます)
その後、いつもお世話になっている水無月さんへ,、五味五感のとある原画をもってお邪魔しにあがった。
実は五味五感の原画で古い板に描かれている作品は、水無月さん譲って頂いたものだったのでこれだけは絶対に見ていただきたかった。それにしても水無月さんへ来ると魅力あるものが溢れている。目移りして仕方がない。
普段であればこの後は必ずと言ってよい位に鳥仙珈琲さんへ寄らせて頂くが今日はその後も終日打ち合わせやらなんやらあるので一旦実家へ戻り夕食。生シラスと桜エビのかきあげがうまかった〜

どうでもいいことだけれど、実家の庭には何故か風呂桶がどんと置いてあり、暇な父親が露天風呂でも外につくったか?と思うと、その中には金魚がたくさんいる。風呂桶=おっきな水槽ということだ。中にはやたら大きい金魚もいて、あんまり綺麗じゃあないが、なんか可笑しい。そして、母親の鏡台の上にはメダカの学校ならぬ水槽があるし、金魚の稚魚たちの水槽もある。最近我が実家は魚の収集と養殖がはやっているらしい。ここは我関せずをキープ。

夕顔さんが、7月下旬に開催されるキャトルエピスさんのイベントに参加するとの事で、その打ち合わせに私と清水さんもへらへら同行。(実際にはへらへらとはしておりません)
キャトルエピスさん、いらぬおせっかいだけれども静岡へ行った時には寄って頂きたいケーキ屋さんです。ケーキを中心に様々なことにチャレンジしている稀有なお店です。

その後、父親に父の日のプレゼントをせがまれ、仕方がなくスニーカーを買いにゆく。金魚の餌にしようか?と思ったけれどさすがにそれは止しておいた。ま、これもどうでもいいことだけれど、驚いたのは「父の日」なるものがある事を知った時。いつからあるのでしょうか?

土曜日の締めとして高山と合流し10月開催のARTS&CRAFT静岡の打ち合わせや他企画について話し合う。五味五感の至極まっとうな感想と意見を聞かせてもらい、とりあえず感謝。話せばきりがないので適当なところでお開きとなる。どうせ翌日も会う事ですから。

日曜。
この日もまた結構早めの朝で静岡会場・護国神社で打ち合わせ。近い未来の現場検証。10月静岡の開催では護国神社の木々を利用して清水美紅さんによるインスタレーションを行う。詳細は後日発表。(この記事の最初の写真が清水美紅さんの作品です)
その後、とある喫茶店で静岡の運営スタッフの面接を行う。新たに2名のスタッフが増え、静岡のスタッフも徐々にではあるが増えてきた。ありがたいことです。
(まだまだ「静岡の運営スタッフ」は募集中なのでご連絡をお待ちしています)
11時ころに静岡市内にあるギャラリーとりこさんへお邪魔し、とある企画について話をさせてもらいに伺う。良い話にまとまれば嬉しいなと。
お昼過ぎ、護国神社の担当の方と今後のARTS&CRAFT静岡の開催について話をする。気がひきしまるひと時。
その後は朝と同様に再度清水さんのインスタレーションの打ち合わせを行う。イメージはしっかりと共有できているものの、具体化するのにはやはり時間を要する。考えて考えて、ああだこうだと言いあいながらもなかなかまとまらずにいるが、これもきっと実際に行うまでに必要な時間である訳で、ここが壁であると思う。壁があるならば乗り越える為の工夫をすればいいだけの事。良いもの作りますよ。
東京へ戻る時間があっという間にやってきて高山にしばしの別れを告げ「さいなら〜」と帰京。
東京へ戻りすぐに打ち上げの準備をし、参加作家の皆さんがあつまり五味五感のほんとのほんとの締めの宴を行う。
作家さんとの楽しいひと時のお陰か、お酒のピッチは徐々にスピードをあげ、それに身を任せていると、いつのまにか上と下のまぶたの重力に耐えられず眠ってしまう。
いつもの事だけれど酒の席?でやってくる睡魔にはめっぽう弱い。普段であれば自分は何事のもまあまあ辛抱強いとは思ってるが、こういう時はまったく気にせず寝てしまう。決して声にはださないが「おさきに〜」という感じで。失礼かつ顰蹙ものだが仕方ない。私をそういう置物だと思って頂ければ結構でしょうか。

そんなこんなで雑記らしい雑記に仕上がりましてここらでお開きに。
お付き合い頂きありがとうございます。

月手創り市より鬼子母神と大鳥神社での同時開催となります。
  皆様のご来場をお待ちしております!

名倉哲
info@tezukuriichi.com




6月25日



週末は静岡へ。しかしなんだかんだととんぼ帰りとなる。
手創り市のウェブマガジン「 ∴ つ づ る 」の新たな記事が更新されました。
よろしければご覧ください。
それではまた。

追伸
7月より鬼子母神・大鳥神社同時開催となります。
参加者の発表は週明けの水曜を予定。

名倉哲
info@tezukuriichi.com 




ねかせること


ここのところ何処にも行けずにいたのでせめて珈琲だけは充実させたいと思い注文した静岡の自家焙煎珈琲豆屋「鳥仙珈琲」のいくつか。とても丁寧でまじめで楽しいお店。

五味五感が終了し、ようやく一息をつきつつ久しぶりの休日。
昨晩から時間をかけてつくっていた水出し珈琲を楽しみつつ読書。

7月からはじまる大鳥神社会場の今後を考えつつ、いくつかやってみたい事が思いつき、ひとことふたことのシンプルな言葉に置き換えてみながら、いまいちしっくりとこないので今は寝かせておこうと思った。

私ごとだけれど、自分はせっかちであると思う。
と同時に、ものごとを放っておくことが好きである。
考えている事、思いつき、それをそのまま人に「これってどう思う?」としゃべることはままある。
けれどもそれを話したりせずポイっと放っておくことも多い。

例えば手創り市の事で、こんなことをしてみたい、今後こうしてゆきたい、と思う事がある時に、朝から晩まで考えたりして、夜中まで考えてしまう時は極まれにコレダ!!というアイデアが出てきたりするが、ほとんどはそんなことはなくて、夜中考えた事思いついた事を翌朝改めて考えてみるとほんとに大した事でない事が多い。むしろ恥ずかしい事も多い気がする。
そんな事をずっと思いながらもやはり夜考える事は多かった。
しかし最近は変えてみた。
夜中まで考えてみた事は翌朝まで放っておくことにして、翌朝考えてみるようになり、そうすると朝の頭はクリアであるという事に気がつく。
そして朝起きた時に夜中考えていた事に対する答えが湧いたりする。
これは寝ながら考えているのだろうか?
寝ながらも、実はごちゃごちゃと絡まった思考を解きほぐしているだけなのだろうか?
「ねかせること」の面白さを最近は楽しんでいる。

ひとそれぞれ色々なアプローチはあるだろうけれど、多くの人が様々な事に対するアイデアをどのように生みだしているのかが気になっている。
皆さんはどうですか?

ねかせるでも少し違うが、夏になると一晩寝かせる水出し珈琲を毎日麦茶のように飲んでいる。
この珈琲は美味しくつくろうというよりも時間にゆだねている珈琲。
これは自分にとっての儀式であり、ものごとのスイッチでもあるなあと。

名倉哲
info@tezukuriichi.com





大鳥神社会場再開(7月17日〜)

7月手創り市より大鳥神社会場が再開されます。
変更点含めて改めてご案内いたします。

「会場ブース数」
37ブース (そのうち4ブースが食品となる予定です)

↓会場マップ


「受付について」
これまで通り会場ごとの受付となります。
大鳥神社会場で出展する方は大鳥神社会場での受付となります。

「ブースの広さ」
これまでの縦・横ともに1.8M(1坪)から2.0Mへ変更となります
(鬼子母神はこれまで通り1.8Mです。変更はございません)

「テントについて」
テントの利用はブース内におさまる範囲であれば可能です。
パラソルの利用についても同様です。
ただし、白・黒・緑・青などの単色のものをご利用ください。
(テントは参加者ご自身でご用意ください)

<変更点について>
ブースの広さが2.0Mとなったことにより、以前よりもテントを利用しやすいものとなりました。
これまで1.8Mだった事で、そのサイズのテントとなるとなかなか販売していないというのが実情でした。今後は2.0幅のテントであればご利用いただけます。

以下、テントのご案内となりますので参考までにどうぞ。

ワンタッチタープ
tarp01.jpg


スピーディアップ・タープ
tarp02.jpg


ワンタッチタープテント
tarp03.jpg


その他大鳥神社会場の案内については
http://www.tezukuriichi.com/entry.html#07(大鳥神社会場)
をご覧ください。

手創り市
info@tezukuriichi.com




五味五感閉幕

6月19日で終了した手創り市による企画展【五味五感】。
多くの方々の理解と協力があったからこそ開催することができ、また無事幕を閉じることができました。関わってくれたたくさんの方へ、またご来場者の皆様へ感謝を申し上げます。
五味五感で得た様々な事をこれからの日々の糧として歩んでまいりたいと思います。


名倉哲
info@tezukuriichi.com





山口さんの大阪個展

こんばんは、名倉です。
手創り市、ARTS&CRAFT静岡共にお世話になっている山口さんの個展が大阪で行われます。
HPより抜粋しお知らせ致します。



solanis_info.jpg
お問い合わせ/ライヴご予約 gallery yolcha
大阪市北区豊崎1-1-14 H&H japan内 gallery.yolcha@gmail.com 090-3673-0337
OPEN 12:00〜20:00(展示期間中) 7/3は17:00からライヴイベントとなります。
終了後は22:00までギャラリースペースにてバー営業いたします。

お誘いいただき、大阪のgallery yolchaさんにて短い展示+ライブイベントをさせてもらうことになりました。
こちらの都合で非常に短い期間ですが初関西なので、楽しんできたいと思います。
ライブは友人の久保田千史とのユニットJutomaniでやります。
対バンはなんとオグルスノリヒデさんです。
お近くの方ぜひ遊びにきて下さい!
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山口さんが大阪での個展を開催する訳ですが、実は彼、今右手をけがしているそうです。
先日の五味五感のライブの時も右手首?(忘れてしまった・・・)に包帯を巻いてバンジョーをひいていました。まあ彼の事ですから、ライブまでには完治させることでしょう。
大阪観光のついでに見に行ってこようと思います。

名倉哲
info@tezukuriichi.com




本日開催手創り市

6月19日(日曜)、
本日手創り市は開催いたします。
出展者の一覧は下記をご覧ください。 
【6月19日手創り市出展者】 click!!


「ご来場者の皆様へ」
会場内または付近での自転車の駐輪はお断りしております。
自転車でお越しの際にはお近くの駅駐輪場等をご利用くださいますようお願い申し上げます。


「食品エリアについて」
7月から9月まで鬼子母神会場の食品ブースが11ブースまでとなります。
また、今後食品出展は1ブースのみ使用可能とし、2ブース以上のご利用は不可となります。
ご了承ください。


企画展【五味五感】は、
ブックギャラリーポポタムさん(池袋駅・目白駅共に徒歩10分)にて
本日(19日)18時までの開催となります
手創り市との同時開催となります。お誘い合わせのうえご来場ください。
【五味五感】とは? click!!



手創り市のウェブマガジン「 ∴ つ づ る 」




手創り市
info@tezukuriichi.com








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