2月29日

なぜこうなってしまったのだろうか?
木が先か?
小屋が先か?
このまま木がぐんぐん伸びたら小屋は持ち上げられツリーハウスになるのだろうか?
なるわけないよな…
いや、
でも、
なったらいいなとも思う。 

盛りだくさんの3月手創り市を期待しつつ、
静岡の準備に移りたいと思う。

それにしても、
何度も読み返してしまうし、
こういう言葉に背中を押される。
もたもたするな!
と。

名倉




珈琲がのめる大鳥神社

先日お知らせをした「新たにはじめること+規約の変更」でも触れられている珈琲屋さんの出展が3月の手創り市より大鳥神社にて始まります。 


*珈琲がのめる大鳥神社*

3月18日の手創り市より
大鳥神社会場にて移動販売車営業の珈琲屋さんが出展を致します。


出展者は、主に茨城・古河で営業されている「joyce cafe」さん。
joyce cafeさんは埼玉・幸手のパン屋「cimai」さんで知り合い、お店の様子、店主さんの人柄に魅力を感じお声をかけ、様々な事を話し合った上で出展して頂く事になりました。

・・・・・

これまで「飲料品としての珈琲の提供」の要望は多く、私たちもどうやって出展してもらえるのか?を豊島区の保健所さんと相談をしてきました。
例えば、「手創り市で行商の許可を取得し、かっこいいリヤカーを作ろう!そして珈琲の屋台みたいのものを作ったらいいじゃない!」と考え、提案し確認してみると、あっさり「それでは珈琲の提供は出来ません」とあっけなく一蹴されたり・・・今でも色々と思い出し、ああいえばこういうの繰り返しでした。

これまで何故「飲料品としての珈琲」の出展が認められなかったかというと、単純明快なことで、今の手創り市の出展形態では都条例に反するから。
(移動販売でしか方法はなかったとも言えます。)

では、何故今回変更となったのか?

①ご来場者・出展者の方からの要望が多く、それに応えること。
②珈琲を介して会場内でこれまでにないコミュニケーションが生み出されることを期待。

大きく上記2点をあげ、それを求めた事が今回の変更の理由となります。
(ただし、今後も移動販売の公募は実施せず、と考えております)

まずは3月18日大鳥神社会場で行われますので、
ご利用の方がおりましたら感想等どしどし頂けたらと。


*joyce cafeさんは3月出展し4月はお休みをします。
 5月以降の予定はまた後日お知らせ致します。


※ご意見ご感想は下記mailまでお気軽にお寄せ下さい


手創り市




手創り市のルポ 2012年2月開催



「手創り市のルポ・2月開催」


2012年2月19日(日)。年間を通じて日曜日は晴れが多いと言われていますが、今回も見事な快晴に恵まれた手創り市。一年の中でも真冬の寒さはこの二月が一番ですが、そんな寒さにも負けない様な、ホットな取材を行って来ました。(←自分で言っててちょっと恥ずかしい)


まず最初にお話を聞いたのはCOCOON(コクーン)さんという、野菜の皮を素材に雑貨をつくっている作家さんです。


「はじめは身の回りの物をつくっていました。で、タマネギ染めをやる為にタマネギを煮て、煮た皮を試しに紙に貼ってみたのが、これらの作品のきっかけです。実験心でやってみたんですけど、これはすごいな! これはやっちゃったなという実感がありました(笑)」


手創り市に出てみての感触は?


「やっぱり、色んな人が来て色んな事を話せるのがいいですね。やっぱ、個展とかやっても来る人が限られるじゃないですか? ここはホント色んな人がフラッと来るのでそれがいい」


その中で何かお客さんとのエピソードはありますか?


「野菜を作ってるお客さんがいて、「明日畑やるからこれみんなに自慢する!」 っていうエピソードがありました(笑)」


野菜・素材はどうしていますか? どこで買っていますか?


「家庭で調理された余り物ですね。素材にこだわりはないですね。ホントは地元の野菜とか買ったらいいんでしょうけど、これからはこだわりたいなとは思っています」


一番最初にタマネギの皮を紙に貼った瞬間のときめき! 伝わりましたよ。



次にお話を聞いたのは、大学生の女性。なんでも、名倉くんと手創り市を目当てに今回足を運んだのだと言う。


「私は今、東京にある大学の四年生なんですけど、高校2年の時には、熊本の高校生でした。その時、進路学習の一環で、自分の興味のある職業の人に話を聞いて来てくださいという課題を出され、その時、カフェに興味があったので、何故かインターネットでロジカフェに行きついて、ロジカフェの存在がすごく気になって、メールでお話を聞かせてくれませんか? と出して、お手紙をお送りしてお返事を頂きました」


「そのまま時間が流れて、ロジカフェがなくなったというところまでは知ってたんですけど、この前、名倉さんのお手紙を読み返して、そう言えば名倉さんは何をしているんだろう? と思って、インターネットで検索したら、どうやら手創り市というものの主催者をやっていると。すごい嬉しかったんですよね。自分が当時、何で東京のロジカフェを気になって、インタビューお願いしたのかも不思議だし。その方が今、こういうみなさんが楽しまれるイベントをやっている。すごく名倉さんにインタビューしてよかったなと思いましたし、それで名倉さんにメールをして、すごく嬉しかったですと話し、今回手創り市に来たという運びです」


手創り市の良さをどこに感じましたか?


「条件的に店舗を持つことが難しい方っていらっしゃると思うんですけど、そういう方が月に一度、お客さんに直接お話を聞きながら、自分の気持ちを伝えながら販売できる、循環できるというスタイルがつくり手の方にとっても、お客さんにとってもいいんだろうなぁーって思います。なんかすごいチャンスだと思います。店舗を持つと、そこに縛られるし、そこでしか出来ないし、お金もたくさん必要だと思うんですけど、それがなくってもこういう場所があることがいいなって思いました」


最後に手創り市に要望があれば?


「販売するものが主なので、音楽とか本とかカルチャー的なものがもっとあればと。そういうのがないのかなぁーと思いました」


そんな彼女は個人的に冊子をつくっていると言い、「卒業の記念に手創り市に出てみようかな?」と帰り際、受け付けで応募用紙を貰っていました。彼女の冊子、そしてブース、ぜひ見てみたいものです。


 

次にお話を聞いたのは、三年前から手創り市のスタッフをやっている岡本さん。


「きっかけは本屋さんで、作家さんの五月女さんの記事が出てる雑誌を見て、こんな人が出てるんだったら、楽しそうだなと思って。で、他の雑誌でも手創り市を見て、調べてたらロジカフェに辿り着いて、どちらかでスタッフになりなたかったのですけど、結果手創り市を選んだ。どちらかにせよ関わりたいというのがあった」


「初めの内は仕事とかも覚えなきゃいけないなと思って、あまり作家さんの作品を見れなかったですね。どう言う風に見たら良いのか? わかならなかった。

お客さんでもないし。でも最近は一個人として見るようにしています」


この三年間での変化に思うことは?


「変わり過ぎてて。毎回でもないけど、新しいことをやろうとしてるなっていうのはあります。私は別に変えなくてもいいかなって思うんですけど、もちろんそれは、今の状態がすごくいいのでそれが継続できればという意味ですけど」


手創り市の問題点は?


「逆にお客さんや作家さんに聞いてみたいですね。結構、いい声は聞くけれど、悪いことはなかなか聞かないじゃないですか? そんな声を拾って頂きたいです」


はい。たくさんの声を拾える様精進致します!



次にお話を聞いたのは、女性のお客さん。今回で手創り市に来るのは二回目だという。


「クラフトフェアは好き、昔から手づくりの品は好きです。惹かれた理由は、雑貨屋さん巡りが好きなんですけど、商品のエピソードを聞きながら買うのが楽しくなってきて、量販店で買うよりも、手づくりの物が欲しくなるようになって」


手創り市に来てみての感想は?


「毎回、何かしら買ってます。広過ぎず、狭過ぎずまわりやすい。最初来た時、ワークショップがあったので、今回も期待してたんですけどなかった。毎回あったらいいな。リースづくりをやってみたいです」


手創り市に注文があれば?


「かなり無理な事なんですけど、境内なので土の所だとぬかるみがあるじゃないですか? 板の上にお店を置いて、その上をまわれるとか。あと、池袋駅から15分くらいじゃないですか? 何処で曲がったらここに辿り着くか、ポイントに、看板なり張り紙なりが欲しい」


ワークショップが毎月あれば、の声は新鮮でした。お客さんも買うことだけでなく、つくることもこの場で楽しみたいのですね。



次にお話を聞いたのは陶芸の作家さん、安江かえでさん。


手創り市に出始めた頃の感触は?


「直に、この人がこれを選ぶんだ、とか見れて楽しかったですよ。若い男の人とか一人でお茶碗一個買うみたいな。そんなのお金払ってお茶碗買ったりするんだーって。ピアスしてスカートはいてるような男の子」


素材はどこから入手していますか?


「粘土は割とポピュラーでシンプルな物を買ってます。益子の材料屋さん。届けて貰います。あとは友達から貰ったりもします。割と最近はそれでやれちゃったりする。そんなに変わった土を使ってないので、だいたい同じ色は出ます。灰は近所の人に貰ってます。薪ストーブの灰を、その方から貰い、1年分の灰を貰ったら、まぁおっきいゴミバケツ一杯分ぐらいにはなりますよね。それを三箇所くらいから貰ったらまぁまぁな量になります。それを自分でふるいとかにかけて精製し、材料にしています」


手創り市に思う事は?


「特別だな、重要だと思っているのは、月に一回毎月あるという事。月に一回あるから出来る雰囲気というか、慣れるというのは余り良くない事なのかもしれないけれど、でもすぐ、今度はこうして見ようとかチャレンジ出来る。今日出来なくても来月すぐ出来るというか。「また来るわ」とか「またね」がすぐ来る。今回はこういう風にしたけど、次回はこういう風にしようとかすぐ出来るのがいいですよね。一個買って、また今度次くればいいやとか、会えるのは今日だけじゃない、それがとてもいいと思っています」


手創り市に要望があれば?


「特集の場をつくる。陶器でもいいし、なんでもいいし。そう言う場づくり的なもの」


月に一度、毎回、手創り市がある。これは一見普通の事のように思えるけれど、そこに深みを見出す安江さんに共感です。



次にお話を聞いたのは、家庭菓子の真柊工房さん。真柊工房さんは、出展の際、毎回愛媛から飛行機でこの会場にやって来る。


「もともとインターネットで販売をしていて、その中に関東圏のお客様が多かった事と、で、そのお客様がお顔を見て話したいわね、会いたいわねって言ってくださっていたのと、この辺りに姉弟や、友人が住んでいて、手創り市を紹介してくれたのがきっかけです」


出展してみての感触は?


「好評で、愛媛の工房に帰ったら、ファックスとかお電話とか葉書がたくさん来ていて、そんなわざわざ手間をかけて葉書を書いてくれたりとか、電話してくれたりして、嬉しくてまた次も出ようって、続いてますね。初対面のお客様も、その次にはすごく顔馴染みになっていて、「また来たよっ」てフレンドリーなお客様が多いんですね」


「本来はネットのお客様と会うのが目的だったのが、今ではこちらのお客様の方が多いくらいで、愛媛から交通費や送料かけてやっていますけど、正直、商売とかお客様の新規開拓とか考えてなくて、ただ既存のお客様のコミュニケーションの場だと思って、いつものお礼のつもりで始めて。だから商売商売してないのがいいスタンスだったのかもしれないですよね」


手創り市に思う事は?


「本来手創り市って、いいものなんだけどそれが手に届く安い価格で買えるのがいいっていうか、そう言った商品探しが自分は楽しいな、と思っているんで、そんな感じでうちはやってます。私がすごい食いしん坊だから、お金を出して損をするのって嫌なんですよ。手創り市の楽しさはそこにあると思って、自分がお客さんだったら楽しいっていう感覚を大切にしたいなって思って」


「子供の頃バザーとかでわくわくする感覚、わかりますか? うちも母とこの工房を始めた時に、姉弟が5人いて、そのおやつをずっと母がつくってたんですよ。だから別に特別ではなかったんだけど、そういうお菓子を自分が生業にするようになった時に、ちっちゃな子供がね、小銭を握り締めて行きたいお店、行けるお店がいいよね? って話をしてますね」


手創り市に要望があれば?


「実際会場的にも、運営側からしても難しいと思うんでうけど、お客様からは月に二回開催して欲しいと言う方が多いんですよね」


月に二回の開催! この意見には僕も驚きを覚えました。



次にお話を聞いたのは、皮製品の作家さん、dot design(ドットデザイン)さん。

 

2年半、手創り市に出て来られて思う事は?


「作家さんのレベル・質・メンバーが変わった。団体のお客さん、クラフト好きじゃないお客さんもやって来たりして、間口がなかり広くなった」


手創り市に要望があれば?


「誰のためというか、主催者なり、我々作家なり、お客さんなり、どっちもハッピーになるのがいいなと思っていて。そういう意味では、ARTS&CRAF静岡手創り市でも作家さんのこういうブース以外のイベントをやられてるじゃないですか? で、手創り市以外のイベントを見ると、食べ物の屋台が出てたりとか、音楽のイベントがあったりとか、場を楽しませる、特に来たお客さんを楽しませようって意気込みを感じるイベントが多いなって思っていて。もともとの核にあるものは保ちつつも、どうやったらお客さんを楽しませる事が出来るのかな? って部分はまだやりようはあるのかな? って思いますね。変化をしていくって意味ではね」


「僕は個人的には、横の広がりをもっと広げたいと思っていて、隣の人と話したりとか、静岡行くときにみんなで同じ宿に泊まったりとか、キャンプ行ったりとか、徐々にアクションを起こして、横の繋がりを深めて、もっとやれることあるんじゃないの? って。そういう場を主催者側がやるのか、我々気付いた作家がやるのかはわからないですけど、対お客さんを楽しませるのもあるし、我々も出てて、良かったなっていう実感がもっと沸いたりとか、出会いの場をもっと活性化出来たらいいなとは思いますよね。どうしても四時に終わって、五時迄に撤収って毎回みんな忙しいんですよ。ゆっくりお互いを知れる時間があるといいなと思って、勝手にやってますけどね」


ハギレ市についてどう思いますか?


「我々なんかにしても、端材は出ていて、その端材にどう新しい息吹をいれるか、新しい命を吹き込むかって考えてやってるんで、そういう意味でもハギレ市には期待はしてます。ポジティブに」


最後に何か伝えたい事などあれば?


「インタラクティブなんちゃら、とかかっこいい言い方がありますけど、それって対面販売の醍醐味だと思うんでうすね。今、ネットが普及してますけど、リアルワールド、実なもの、実際お客さんが来て直に対話出来るってことがすごく重要なことだと思ってます」


「自分の目標としては毎回新しいものをつくること。季節感だったり、今回は雛人形をつくったんですけど、お客さんとの間に、新鮮なやりとりが出来るような工夫が必要だと思ってます」


どうすればこの手創り市をもっといいものに出来るのか? そう考えてくださりながら積極的にアクションを起こしているdot designさんの姿勢に感銘を受けました。


次にお話を聞いたのは、木工の作家さん、kikiさん。


「出てみての感触は、手創り市は木工に向いたお客さんが多いかなって。他の手づくり市とか行くと、かわいい雑貨メインで話進んでるなというのを感じて、僕が出しているものも見向きもされないって状態が続いてました。ここは、生活に重点を置いてる人、金額うんぬんじゃなくて、より豊かな物を求めている。お客さんの質が違う」


材料や端材はどうしていますか?


「材料は材木屋から買っています。すごいちっちゃいものは、燃えるごみに出して、形のあるものは貯めていって、知り合いの木工所に持っていって薪ストーブの蒔にしていますね。僕も本当は燃やしたいんですけど、作業場が住宅街にあるので、煙出せないので。だったら知り合いのところで使って貰いたい、最後まで使い切りたいっていうのはありますよね」


手創り市に注文があれば?


「全体の動線、この辺は人は多いけど、あの辺は人が少ないとか、場所の格差があると思うんですよ。僕いつも、申込書に、「大鳥会場と鬼子母神どちらでも」に○をするんですけど、鬼子母神になるのは正直怖い気もするんですよ。場所によっては、厳しいなと思ってて。人の来る量も場所によって違うし、一回入口側の坂だったんですけど、人をひきつけるのがなかなか難しくて。逆に大鳥会場は、時間がゆっくり流れる。そのむらがある。だから、鬼子母神はリスク高いなと。場所によってその日の出来上がりが違うので。その辺どうにかなればな、とは思います。端っこにも人が行くような構成になればなと。イベントスペース的に使える所もあると思うし」


全体的な視野で会場を見渡すkikiさん。動線を導く為のイベントスペースの導入という意見が印象に残った。



最後にお話を聞いたのは三年前にこの手創り市にも出展されていたという女性とその旦那さんだ。


「今日でここに来るのは五回目。出たのは三回。三年前です」

「僕も同じ位来ています。二人とも来るのはすごい久し振りです」


手創り市を知ったきっかけは?


「ロジカフェに通ってたので、そこで」


出展していた時はどんな作品を?


「主に雑貨です。木と布の物をメインにしていました。マグネットや壁飾り等」


久々に来てみていかがですか?


「当初よりも、特長のある作家さんが増えたように思いました。あと、さっき、kikiさんでへらを買いました。決め手はちっちゃくて可愛くて安かった。それだけダントツに安かったね?」

「使う物は形が良いとか言っても、普段使いの物って値段は見ちゃいますよね? 使ってても寿命があるし、あんまり高くても普段使えなくなっちゃうから勿体なくて。その辺は気にするかなぁ」

「作家さんならではの、こんなに小さいへらは売ってないぞって感じです(笑)」


「三年前に比べて、物のレベルというか、逆に言うとお店でも見るような物が増えた気がするし、前はもっと、お店ではさすがにないだろうなというレベルの物があった。いかにもそこら辺が面白いと言えば面白かったんだけど、逆に多くの物がお店にあってもおかしくない物、値段も結構上がって来てる感じがするし」

「逆に値段は上がって来てるなとは思ったんですけど、これが店舗に置かれるとプラス何千円かは知ってるじゃないですか? だから手創り市は千円からその位はお得だなって思います」


手創り市に対する要望があれば?


「オリジナル製のある作家さんがいるなという半面、食べ物屋さんは森ガール的な人たちが喜ぶにはこの食べ物っていうのが決まってる気がして、別ジャンルのものがあれば楽しいなっていうのはありますよね」

「極端に言えば、おせんべえとかたこ焼きとかあってもいいんじゃないとかね」

「飴があるとかね。食べ物は規制があるから難しいと思うけど、お洒落感が統一されているから、意表を突いたものを見てみたい気がしました」


「あと、駅出てすぐに、道案内の看板は欲しいですね」


意表を突いた食品の出展、食品出展の方の工夫によって、規制の中でそれが行えたらもっとカラフルな手創り市になりそうですね。



以上で2月開催のルポを終わります。今回はお客さんや作家さんからの要望の声をいつにも増して拾えた様に思います。この声を、手創り市ならではのフィルターを通じて、なんらかの形に変えて貰えたらとも思います。

今月は寒い中、この手創り市に集まって頂き、本当にありがとうございました。次は、春の匂い満載の3月、18日(日)の開催です! 暖かくなるといいですね!


うえおかゆうじ

・・・・・


※ご意見ご感想は下記mailまでどうぞ。


手創り市

info@tezukuriichi.com





himaarさんのことば

2月19日の手創り市でひとまず最後の出展となったhimaar 辻川さんより頂いた記事をご紹介致します。

himaarさんのこれまでのこと、手創り市のこと、これからのことが本音で綴られております。

長文となりますがお付き合い頂ければ幸いです。




去年の10月、「手創り市のルポ」の取材を受けたとき、自分たちでも思いがけずこうお話していました。

「手創り市が人生を変えた」

言ってしまってから、そして今あらためて考えてみても、あれは決して大げさじゃなく本当のことだなあ、と思います。


私たちは、自分でいうのもなんですが若く見られることが多いので、ご参考までにお伝えしておくと、夫・45歳、妻・44歳。

大学を出て、夫はグラフィックデザイナーとして、妻は編集者のちにライターとして、それぞれ会社勤めを経てフリーランスとなり、2003年に二人で事務所を開きました。

有り難いことに仕事は次から次へとあって、徹夜作業はしょっちゅう、1〜2ヶ月のあいだ休日なしで働くこともしばしば。

ようやく休みがとれると温泉へ出かけ、旅先でギャラリーなどを訪ねて好きな工芸品や“作家もの”といわれる作品を見つけるのが楽しみでした。


……というか、正直、その楽しみがなかったらやってらんないよ、って感じだった。

体力的にきつかったし、それ以上に、気持ちがどんどん嫌にもなってきていた。

プロとして仕事を受けて「これがベストだ」と思うものをつくっても、クライアントの一言で、自分の仕事とは言いたくないようなものに変更させられ、世に出ていく……

ろくに素材も情報もなく、作業する日にちもなく、納期だけがガッチリと決まっていて、なんとかカタチにするのがやっと……

それが私たちの実力だ、と言われればそれまでだけど。

果たしてあれで読者や消費者に伝えたいことが届いているのだろうか、とか。

少しは世の中や誰かの役に立っているんだろうか、とか。

やりがいのある仕事もあったけど、自分たちがただ“ごみ”をつくっているような気がするときもあった。


時々にしたってそんなことを感じているようでは、そのまま仕事を続けていけるわけがありません。

ひとまず仕事を少し整理して、東京を離れて考えてみよう、と話し合いました。

ここで「東京を離れて」というキーワードが出てきたのは、当時、地方と東京を往き来するライフスタイルが雑誌で紹介されたり、田舎暮らしのすすめのようなものが広まりつつあったりして、魅力的にみえたから。

そう、私たちはとても影響されやすいのです。

とりあえず仕事を続けるなら月に数回上京できる距離で、できれば好きな温泉があるところがいいね!などと浮かれ気分で考えて(そのときは真剣でしたが)、候補地は長野県・群馬県・栃木県。

実際に物件を見に行ったこともあります。

そんなときです、私たちは初めて「手創り市」というものの存在を知りました。


どこでどう知ったのかは覚えていませんが、「自分がつくったものを自分で売る」と知り、おもしろそう!と思いました。

行ってみたら、案の定おもしろかった。

私たちが心ひかれてきた手仕事の作品がたくさん並び、しかも、それをつくったご本人と直接話すことができるおもしろさ。

そうやって、雑誌やお店の紹介ではなく、自分が感じるままに自分の好きなものを見つけるおもしろさ。

こんなにおもしろい場所を知らない人は損をしている!とまで思って、友人・知人・家族に勧め、誘って連れて行ったりもしました。

そうして“お客さん”として手創り市に通ううちに、だんだんと思いはじめたのです。

「これは、出展するほうがもっとおもしろそうだぞ」


手創り市では、自分がいいと思うものをつくったら、それをそのまま発表できます。

お客さんは気に入れば買ってくれるし、気に入らなければ買ってくれない。

当たり前のようですが、それは理不尽や不満を感じながら仕事をしてきた私たちにとって、シンプルで納得できる理想の仕事のかたちにみえました。


「きみの革小物で、手創り市に出てみようよ」妻は夫に言ってみました。

その7年くらい前から、夫が趣味で革小物をつくっていたから。

独学で自分や家族の財布などをつくるうちに、まわりの友人・知人からのオーダーも受けるようになっていたから。

ちゃんとお金をいただけるものをつくっている、と思えたから。

夫はそもそも、“つくること”が好きなのです。

だからグラフィックデザインを仕事としてきたのですが、そろそろ年齢やキャリアからか、自分で手を動かすよりもディレクションの役割を求められることが多くなってきていました。

ひとに指示をする、教える、言葉で伝える……夫はこういうことがかなり苦手。

そんな状況も仕事が嫌になりはじめた原因のひとつでした。

夫は、一人で黙々と“つくること”がしたい。

妻は、嫌なことをするとすぐ体に出る、そんな夫の頭やおなかが痛くならないでもらいたい。

手創り市に出てみて、売れなきゃ売れないでいいじゃん。

でも、たぶん、大丈夫な気がする、ちょっとだけ自信があったりもしました。


2010年4月、私たちは初めて出展者として手創り市に出かけました。

初心者なので鬼子母神会場はちょっと遠慮して、大鳥神社会場。

その日遊びに来てくれた友人夫妻が撮った、私たちのブースの写真があります。

今みると、よくこれで出展したなあと驚くほど、展示数が少ない。

でも、この写真に写っているアイテムはすべて、今も定番としてつくり続けている、そのことにも驚きます。

展示数は少なかったけれど、ショップカードと、お買い上げいただいたときに渡す製品カードはばっちり。

なんてったって、グラフィックデザイナーとライターがいますから。

しかしながら、接客はさっぱり。

あれほど手創り市に通っていても、いざ出展者の側になってみると、お客さんにどう声をかけたらいいのか、言葉もわからなければタイミングもわからない。

たくさんのお客様と楽しく会話されているお隣りのnuunerさんがとても眩しくみえました。

nuunerさんは初出展の私たちに、親切にいろいろと教えてくださいました。

私たちは隣りで密かに、その接客の技を学ばせてもらったりもしました。

午後3時を過ぎて、たくさんの方が足を止めて見てくださったし、いくつか売ることもできて、初出展にしては上出来だと話し合っていたとき、男女二人連れのお客様がいらっしゃいました。

ショルダーポーチをとても気に入ってくださり、お二人で色違いで欲しい、と。

でも財布にお金がないので今すぐおろしてきます、近くにATMはありますか、と。

そして4時の店じまいに間に合うよう急いで行ってくださったらしく、息を切らして買いに戻ってきてくださったのです。

いいものが買えた、出会えてよかった、と笑顔でおっしゃった。

私たちはすっかり勢いづいて、出してよかった、また来月も出そう!と心に決めました。


天国から地獄へ、といってもいいかも。

初出展からひと月たたないうちに、ショルダーポーチを買ってくださった男性からメールで連絡がありました。

「ストラップを留めてある金具がとれました」

……どうしよう!?……どうすればいい!?

一生懸命冷静になって二人で考え、修理させてほしいのでポーチを着払いで送ってください、とお願いしました。

あの日一緒に買ってくださった女性にも、念のため点検させてもらいたいので伝えてください、と。

お二人ともすぐに送ってくださり、男性のぶんは金具がとれた原因がわかったので修理をし、女性のぶんはすべて点検して新たに付け直して送り返しました。

できることはやったけれど、信用は失った、と思いました。

つくったものを何度点検してもふと不安になり、トラウマになりそうでした。

ところが、お二人はふたたび、私たちの出店に来てくださり、また別のアイテムを買ってくださったのです。

すごく嬉しかった。

実店舗を持たないぶん、買っていただいたあとの対応を尚更しっかりできるようにしておかなくては、と肝に銘じました。

よかったことも悪かったことも、初出展で得た経験は大きい。

この出来事がなかったら、その後出展することをやめていたかもしれません。


「全部見てまわったけど、ここのが一番いいよ」そう言われると手放しで嬉しい。

同業者らしき人が細部までなめるように見てから「切りっぱなし」と捨て台詞を残して去っていったときには、「ウチにゃ切りっぱなしのものなんて一つもないんだよ。そんな見分けもつかないようじゃあんたもまだまだだな!」と悪態をついたり(心の中で)。

嬉しいことがあれば嫌なこともある、気の合う人がいれば合わない人もいる。

でも圧倒的に楽しいことのほうが多い、だからまた出たくなる。

そうして出展回数を重ねるほどに、グラフィックデザインと革小物製作、どっちが本業でどっちが副業か、だんだんわからなくなってきました。

夫の革小物のおかげで、妻も辞めたかった仕事から離れることができ、今では販売経理兼製作助手兼専属ライターとなりました。


手創り市には本当にさまざまな人が出展していると感じます。

すでにそれを生業にしている人、目指している人、出展すること自体を愉しみにつくっている人もいる。

つくるものはもちろん、出展する目的、つくることについての考え方、生活環境、もしも深く話し合うことがあれば社会や生きることに対する考え方はなおさら、千差万別、てんでんばらばら。

スタッフの方々とは挨拶程度であまりお話したことがないのでわかりませんが、おそらくみなさんそれぞれでしょう。

決して全員が同じ方向を向いているわけではない、と思う。

完全な共通項は「自分がつくったものを自分で売る」、それをしている人とそれをよしとしている人、ということくらいかなあ、と感じます。

そんなばらばらの集まりの中で、仲良くなった出展仲間同士だけじゃなく、たまたま隣りになった人や、なんだ!?この人と思った人とでさえ、知らず知らずのうちに何かしらの刺激を受けたり与えたりしている。

そうして月に一度、あの場所で、一緒に「手創り市」というひとつのものをつくりあげている(ようにみえる)。

そこがおもしろい、と思います。

ほかにはちょっとないんじゃないかな。

外からみれば「手創り市」というひとくくりのイメージがあると思うけど、参加している一人一人にそんなイメージを一緒につくろうという自覚はない、と思う。

しかも、手創り市の事務局は次々と新たな試みをしていて、それはイメージをつくろうとしているのじゃなくて、イメージをつくらないようにむしろ壊そうとしている、かのようにもみえる。

本当におもしろいです。

人見知りで友達の少ない私たちが、人と知り合うことをおもしろいと思うようになったのは、手創り市という場をおもしろがっていたからでしょう。

これから手創り市がどうなっていくのか、なにをやるのか、そこで出展者のみなさんがどんなものを発表していくのか、楽しみでわくわくします。

だから、これから毎月その場にいることができないと思うと、本当に残念で寂しくてなりません。


2月19日は、私たちにとって東京を離れる前の、最後の手創り市出展でした。

私たちは4月半ばに東京を離れ、山口県岩国市へ引っ越します。

岩国は妻の出身地。

26年前に上京して以来、岩国へ戻る日が来るとは思ってもいませんでした。


昨年3月11日におきた震災。

この悲しい出来事をきっかけにしたくはなかったけど、結果的にそうなってしまいました。

東北の被災地とは比べものになりませんが、東京にいてさえ、地震におびえる日々。

そして私たちの中で、東京(首都圏全体のことですが象徴として)で暮らすことへの違和感と、被災された方々に対する申し訳なさが日に日に募っていきました。

たとえば、買いだめのニュース。

被災地にはまだ食べ物さえろくに届いていない避難所があるというのに!

さらに、計画停電に対する大騒ぎ。

その原因のひとつとなった福島原子力発電所は、周辺に暮らす福島の人々に電気を届けていたわけではなく、東京電力管内の私たちのために動いていた原発で、そのせいでその電気を使ってもいなかった人々が危険な状況におかれてしまっているというのに!

東京ってずるい、と思いました。

そこからどんどん東京に暮らしていることが嫌になり……

東京に集中している大勢の人々の便利な暮らしを支えるための皺寄せが地方にいってるんじゃないか、とか。

原発が地方の貧しさにつけ入ったものだとするならば、地方を貧しくなくすることはできないのか、せめて東京出身でない私たちは東京を離れて地方へ移ったほうがいいんじゃないか、とか。

そんなことまでぐちゃぐちゃと考えだして、頭の中がぎゅうぎゅうになっていきました。

これは考えていても駄目だ、考えるより動こう。

東京を離れたほうがいいと思うなら、離れてみよう。

フリーランスだからやろうと思えばできる、できるんだからやろう。

夫の実家は今は東京なので、山口にある妻の実家に相談したところ「家に来ていいよ」と協力してくれることになりました。

最終的にどうするかはわからないけれど、とりあえず東京の家と山口の実家を数週間〜数ヶ月ごとに行ったり来たり、そういう生活を試すことに決めて、震災から2ヶ月後の5月、仕事道具や着替えなどを車に満載して山口へと向かいました。


妻は山口へ戻りたいと思ったことはなかったけど、夫は以前から「山口もいい」と思っていました。

もしも、東京をひきはらって山口に住むとしたら、どこでどうやって暮らす?

私たちは初めて現実として考えはじめました。

グラフィックデザインの仕事は東京を離れても続けられるものが少しはあると思う、革小物は引き続きつくってインターネット販売とイベントにもできるだけ出展する、でも……それだけでやっていけるのか?

そう考えたとき、私たち二人の頭に浮かんでいたのは“店をやること”でした。

まあ、店をやればやっていけるとは限らないのですが(むしろ余計に苦しくなる可能性もある)。

稼ぐ手段はひとつよりふたつ、ふたつよりみっつあったほうがいいんじゃないか、と。

どれかでなんとかなるんじゃないか、と。

“店をやる”というのは、影響されやすい私たちが「できたらいいねー」と以前から漠然と憧れ妄想していたこと。

それをこの際、やろうじゃないか。

自分たちの革小物を売り、私たちが手創り市などに出展して出会った作り手の作品もならべて、できれば喫茶も。

そういう店をやるのにいい場所はどこだろう?

今まで年に一度は帰省することがあっても、そういう目で山口をみたことがなかったので、今回はそのつもりであちこちみてまわることにしました。

まずは、実家のある岩国から。

……で、いきなり出会ってしまったのです、取り壊し寸前の築46年の3階建ての小さなビルに。

そのビル(通称:ロバビル)についてご興味のある方には、私たちのブログをご覧いただくとして(「山口生活」というカテゴリーで出てきます)。


出展仲間の一人に「山口へ引っ越して店をやることにした」と報告したら、「なりゆきでしょ?」と言われました。

「またー、すぐそういう言い方してー」と一瞬カチンときたけど、すぐに「そうです、なりゆきです」と自分たちでも思いました。

計画していたことでは、全然ない。

そもそも、私たちはずっと“なりゆき”でここまでやってきたのでした。

大学を出てグラフィックデザイナーと編集者になったけど、二人とも大学でそういう勉強をしたかというと、そうではない。

独立しようと考えていてしたわけではないし、革小物製作を仕事にすることとなった“なりゆきっぷり”はすでに書いたとおり。

「店をやる」と言うと「経験はあるの?」と聞かれることが多いのですが、ありません。

今までやってこられたのは運もあっただろうし、まわりの人にも恵まれていたと思う。

で、今回もまた、なんとなく、やれるような気がしているのです。

いえ、今回は、やってやる、という気持ちも少しはあるかな。

こういう働き方・暮らし方もあるよ、目標に向かって進むことは素晴らしいことだけど、それがなりゆきで変わってしまっても別にいいんじゃない?

そう言えるくらいには、がんばりたいと思っています。


「自分も、そのうち引っ越す予定です」と打ち明けてくれた出展仲間も数人いました。

いいねえ、いいねえ、そうなったら日本各地に遊びに行くところができて嬉しいなあ。

それに「あの地方にはあの人が暮らしている」というのがあると、その地方を身近に感じられて我が事のように考えることができると思う。

これは、とても大事なことだと思います。

そして、東京にいる仲間たち・各地に移った仲間たち、手創り市とも、離れたところにいても点と点でゆるい糸でつながって、誰かが動いたらそのゆるい糸を伝わって何かを感じられるような、そういう関係をつくっていけたら、と思います。

それぞれが、それぞれの土地にしっかり根をはやして、つくる暮らしをしていけたらいい。

私たちは西荻窪に20年以上暮らして、西荻窪はとても好きな街だけれど、残念ながら地域に根をはって生きている感じはしなかった。

今度は岩国で、自分たちの居場所をしっかりつくって、その地域にちゃんと根をはって生きていきたいです。


今、引っ越しと店の準備を進めながら、新しくはじめる店でやってみたいことがどんどん浮かんできています。

ここで発表して有言実行するとかっこいいかもしれませんが、まだ引っ越しすら終わっていないので、書くのはやめておきます。

よかったら、「そういえば、なにやってんのかな?」と時々気にしてブログでものぞいてみてください。

そして、ぜひとも、どうぞ、岩国へ遊びにいらしてください。

社交辞令ではなく、本心です。

東京からだって行ってみればそんなに遠いところではありません、地続きですし、車でも朝出て夜には着きますから。

わざわざ遊びに行ってよかった、と思っていただけるよう準備しておきます。

そして、こちらもまた、手創り市に出展しに来ます。

だから、さよならではなく、これからもよろしくお願いします、ということで。

でも、けじめですから、これだけはお伝えしておきます。

手創り市で出会ったみなさん、本当にありがとうございました。

手創り市、ありがとう!

また会う日まで!


himaar 辻川文俊・辻川純子 


・・・・・


ご覧頂き有り難う御座いました。

手創り市への参加は2月にておしまいですが、3月に西荻のギャラリーで展示会を開催致しますので是非ともご覧下さい。


「goes on a plain.」〜himaar(ヒマール)革のもの展〜

日時:3月9日〜18日13:00〜19:00

※月曜定休、最終日は17:00まで

場所:galerie non

在廊予定:3月9・10・11・16・17・18日


詳しくはhimaarさんのHP http://himaar.com/ をご覧下さい。



※ご意見・ご感想は下記mailまでお気軽にどうぞ。


名倉

info@tezukuriichi.com





東北・宮城の物産を

とある方の申込書に同封されていたもの。葉っぱの繊維の美しさにやられてしまった。

現在申し込み受付中の池上本門寺手創り市に東北・宮城より出展参加の連絡があり、現在どのような形で出展をしていただくかをお互いに検討中。

農産・水産・畜産とあらゆる物産がある中で、その中のいずれかの出展という形ではなく、できるだけ多くのものを届けたいと思っている。
願望を実現する為に私たちの受け入れ態勢を万全にすることは必須。
受け入れ態勢の相談については、今回のチャリティーイベント主催者である全日青さんとの確約はとれた。
ここから先はいかにして出展していただくか?ということに焦点は絞られるはず。

今回私たちは今まで全く縁がなかった云える池上本門寺で手創り市を開催する事になった。
だからこそ、今回ならではの特別な事を行いたいと思うし、それを出展者の皆さんと東北の物産を扱う方々との間で場所と時間を共有し、記憶として残してゆきたい。

はじめての試みというものはそうそううまく事は運ばないものだと思うが、開催日がやってくるまで試行錯誤し、足掻いてゆきたいと思う。

皆様のお申し込みをお待ちしております。


名倉




メトロミニッツ掲載


スターツ出版より発刊されている「メトロミニッツ」No.112にて手創り市が掲載されました。
今号の特集は「東京のマルシェ」。
都内や全国にある様々なスタイルのマルシェと呼ばれるものが紹介されております。

メトロミニッツさんは、
東京メトロの都内52駅160カ所で配布されているフリーペーパー。
誌面の以前より一新されていてとても素敵な仕上がりとなっております。

東京メトロをご利用の際には是非ともお手に取ってご覧ください。

手創り市




2月20日

2月19日手創り市の様子。なかなかの寒さのなか終日多くのご来場者で賑わい終了。

この日は個人的に嬉しかった事があった。

私事ですが、ロジカフェを運営していた頃、当時熊本在住の高校生だった子にお手紙を頂戴し(雑誌か何かで見かけたらしい)お返事を書かせてもらったんですが、その子が会場に現れたんです。
つい先日久しぶりに連絡を貰っていたのですが、実際にお会いする事になるとは思っていませんでしたし、現在は春には大学を卒業し就職をすることになった、との事に驚いた。
(月日を重ねているのですから、就職を迎えるのは当然の事なんですが・・・)

彼女は高校卒業後上京し、その後も高校の頃の思いが色あせる事なく、自分にとって「仕事とは?」ということを思い抱きながら、年を重ねると共に思いを具現化するべく行動してきたようで、それは東京で活動する様々なクリエイターへのインタビューとして一冊の冊子にまとめ発表したらしい。
「らしい」と言ってしまうと冷たいが、受け取った冊子は非常に良く出来ていて、単なる「頑張ったねえ」というレベルではなく、お金を出しても読みたいちゃんとした読み物で、すごいなと思えるものかつ、冷静に何度も読み返してしまった。

鬼子母神で話をしていると、彼女は上京し色んな方の仕事を見て、インタビューをし、展示会や冊子としてまとめるに至るまでになり、それを彼女自身思い返し整理をしてみると、最初のインタビュー(手紙)を送ったのは私であったと云う。
それを知った私は恥ずかしくもあり恐れ多くもあったけど、その事を知って嬉しいと思えたこともまた事実。
そしてこうやって思わぬ形でちゃんとお会いする事が出来たのも、手創り市を継続しているからこそで、改めて継続する事の大切さを我が身をもって知る事が出来た。
個人的に善きことでもあり、しゃきっとしなければ、と思う出来事であった。

しゃきっとしなければ。

この日鬼子母神会場で改善するべき事を見つけた。
毎年2月は霜柱が特に目立つ時期で、特定のエリアではそれが顕著に目立つ。
それがこの日は例年にないほど高い(深い?)霜柱がたっていたようだった。
その霜柱によって、出展者の方はもとよりご来場者の方の足下が非常に不便な状態になり、またひとりの出展者の方の善意に結果的に頼ってしまった事があった。
野外のイベントである以上、季節や天候に良くも悪くも左右される現実はつきまとう。
けれども、出展者の方の善意に頼ってしまう前に主催者としてするべきことがあったはずで、対処が遅れた結果を今後善処するべくスタッフと話し合ってゆこうと考え、手創り市として変わることを是とするならば、しっかりと足下は固めてゆかなければならない事を改めて感じた一日だった。

次回の開催は3月18日。
大鳥神社会場では「季節のおくりもの パン」が開催されます。
宜しくお願い致します。

名倉




本日開催手創り市!!(2月19日)

本日、2月19日は手創り市の開催日となっております。


※今年はじめての食品出展者の方は、営業許可証の原本とそのコピーをお持ち下さい。
 コピーはそのまま提出していただきます。



*5月24日に開催される池上本門寺手創り市の申込書は
 手創り市会場にて受付しております。
池上本門寺手創り市のお申し込み期限は
3月31日まで延長となりました。


手創り市




2月16日

最近では東京にも出回るようになった蕾菜。
かみなりなじゃあないですよ、つぼみな。
たらの芽とちっと似てますけれど、たらの芽ほど香りも苦みもない、たんぱく、でもちょっと滋味ある野菜。おひたし(おしたし、って言ってしまう)や天麩羅でどうぞ。

今週末、19日は手創り市の開催となっております。
出展者の皆様、ご来場者の皆様、防寒対策は十分にお気をつけ下さい。

最近は事務局周辺に野良猫が増えました。
縄張り争いが激化しております。
またたびでもやりつつ平和に暮らして欲しいものです。

それではまた。

名倉





申込書の変更

手創り市・申込書の変更についてお知らせ致します。

2012年3月手創り市の申込書より下記添付の申込書に変更となります。

2月19日開催時、鬼子母神・大鳥神社の両会場にて配布致しますが数に
限りが御座いますので予めご了承下さい。

なお、これまでの申込書でのお申し込みは4月手創り市のお申し込みまで
使用可能と致します。

(2月19日、追記。申込書必須欄の「HP」についても必須記載とは致しません。)
 


PDF版

エクセル版


「今回の変更点」
申込用紙の簡易化と共に「出展内容」の欄を大きくし、
新たに「手創り市への要望」の欄を作りました。
出展内容をより詳しく記載して頂きそれを選考会にて活用し、
要望の欄をつくることによって少しでも手創り市の運営に
役立ててゆければと考えております。








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