3月31日

事務局のテーブルにおちていた花びら。鮮やかな色味、灯りのついていない部屋に際立つ。

今日は清水美紅さんのお手伝いとして「GEISAI16」へ搬入。そして明日は本番。
スタッフのA&Oや友人のUも会場に来るとの事で、皆、彼女を応援しているんだな。

私は山口さんや清水さんの搬入・搬出をまま手伝ったりする事がある。
これは頼まれてやるというよりも、ちょっと近所のコンビニまでつっかけで、という感覚でこちらから「てつだおっか?」と声をかける。
なんというか、この感覚は引っ越しを手伝う時と同じような感覚である。
たぶんこういう事が好きなんだろう、基本的に。
で、この「こういう事が好き」を紐解けば、結局面白そうな事に首を突っ込みたくなるのが性分で、誰かの為にとか、助けてあげたいとか、そういうつもりまるでない。残念ながら、決して人がいいとか、優しさとかでもない。面白がってるだけから始まって、いつの間にか自分事になってしまっている。
残念ながらをついでに言うと、面白そうな事に首をつっこみ過ぎて時として自分の時間割が収集つかなくなる事もよくあり、そんな時事務局で四苦八苦し自分を呪う。呪詛を我が身へ。
ほんとは合理的かつ効率的に、現実を見据えて、理想・計画的にやってゆくのがいい大人だろうし、時々そうなりたいなハハハ、と思いもするが3歩あるけば忘れてしまう。鶏並み。
と思えば、まったく逆の時もある。
面白そうと思えない時、自分でもどうしようもない位にのれんに腕押しかつ馬の耳になる。
最近はそれでも訓練されてきたが、これもまた性分であると思う。

4月1日はGEISAIの開催。
そして4月7・8日はARTS&CRAFT静岡。
4月15日は手創り市。

春は出会いと別れの季節でして、
私は花粉とかりそめの仲睦まじき短期契約をかわす季節。

どうでもいいことをすみません。

それでは良い週末をお過ごし下さい。

名倉




池上本門寺手創り市・物産展第2弾のお知らせ

2012年5月24日に開催される

池上本門寺手創り市・物産展第2弾のお知らせ。


先日の第1弾では「宮城農畜水産協同組合」さん

のご紹介をさせて頂きました。



今回ご紹介しますのは、栃木県那須塩原より

ご参加の「那須塩原ふるさと出前キャラバン隊」の皆様。




「那須塩原ふるさと出前キャラバン隊」とは・・・


福島第一原子力発電所の放射能漏洩事故を発端とする風評被害により、

安全が確認された観光地や農産物であっても、未だ大きな影響を受けている現状があります。

私たちキャラバン隊は、

関東近県を中心に足が遠のいてしまっている皆さまの元へ直接出向いて広報活動を行います。

その地で那須塩原の観光PR活動や農産物の安全性など、

正確な地域情報を広く発信してゆきます。



キャラバン隊の皆様がどういった活動をされているのか、

詳しい情報は http://ns-caravan.jp/ をご覧下さい。


出展内容詳細については後日お知らせ致します。

ご覧頂き有り難う御座いました。



池上本門寺手創り市申し込み期限は3月31日までとなります。



手創り市

info@tezukuriichi.com





3月28日


今週末はGEISAIへ。
GEISAIとは、村上隆さんが主催する芸術の祭典。
ん?何ぞや?という方、詳しくは「こちら」をどうぞ。
ま、私は完全なお客さんという訳ではなく、もちろん出展者という訳でもない。
なんというか、配送運搬係として。
現場の雰囲気を静岡開催前に楽しんでおこうかな、と。

同じく週末にはこれまた久方ぶりの有楽町・国際フォーラムの骨董市へ行ってこようと思う。
ちょうどタイミングよく車もあることだし、物欲は高まるばかり。
時間があれば行きつけのトンカツ屋にも行きたし。

なにはともあれ

それではまた。

名倉




手創り市のルポ(3月開催)



「手創り市のルポ・3月18日開催」



副都心線・雑司が谷駅から地上に上がると、まず曇り空に目線がいった。そして、大鳥神社に足を踏み入れた時、砂利の色が茶色く色付いているのがわかった。昨日の雨の影響だ。

今日の天気予報・ウェザーニュースでは、昼間以降から晴れ間が広がるとあった。しかし、この動きのなく広がる灰色の雲を見ていると、その予報の信憑性に不安を覚えた。

大鳥神社のブースの数も、いつもより若干少なく見える。きっと今日の雨を危惧して会場入りしなかった作家さんがいるのだろう。

しかし、そんな風景の中に、ひと際明るい空間がつくられていた。それは今までにない空間。そう、いつもワークショップを行っている線路寄りの角に、クリーム色のかわいいワゴン車が一台停まっていたのだ。

今月から、この大鳥神社で、この手創り市で、自家焙煎の珈琲を出して頂けることになった、Joyce Cafeさんだ。Joyce Cafeさんの車の周りには、列を成した数人のお客さんで賑わう。

そんなJoyce Cafeさんのお手隙を見計らって行ったのが、以下のインタビューだ。


「もともと茨城県の古河で活動していたんですけど、色々な人のつながりで活動範囲が広くなり、今日初めて東京で手創り市に参加させて頂く事になりました」

東京は今日、初めて?

「北関東を中心に営業していました。で、今回、名倉さんの意向を踏まえ、僕の気持ちも伝えて、出展させてください、という事で」

その時は、どんな気持ちを伝えたんですか?

「地方から見て東京というのは、地方からも色々な情報が集まる場所で、僕にとってある意味チャレンジ的な感覚ではありましたね。そんな気持ちを伝えました。人の数が全然違うじゃないですか? 集まる数が。そこで自分のして来たお仕事というものをそつなくこなせるかという不安や葛藤はありましたね。ワクワクとドキドキが混在してました。この日を迎えるにあたって」

出てみての感触はいかがでしたか?

「いいですね! 雰囲気と、色んな出展者の方達、まだそんなにお話しはしてないんですけど、色んな人達と出会いながら自分の感性をもっと養いたいなと思いますね」


車がすごくキュートですが、この車との出会いは?

「三菱のブラボーという車種です。もともとブラボーに乗ってたんですね。で、珈琲屋さんを始めるに当たって、信用も何もない状態だったので、もともとこの車を持ってて、まぁ、とりあえずは出来る所からという感じでちょこちょこ始めたのがきっかけです」

移動カフェの魅力、ロマンスをすごく感じますが……。

「人との出会いがハンパないですよね。僕すごく大切にしているのはコミュニケーションなんですよ。忙しいと愛想なしになっちゃう時もあるんですけど、極力、人とお話ししたいという、基本しゃべりが好きなんですよね(笑)コミュニケーションが好きで、しゃべり過ぎちゃう所があるんですよね(笑)」

基本的に人が好きっていうのがあるのでしょうね?

「僕ほら結構、勝手に刺激受けちゃう方なので、色んな人と話す事によって、自分に対して何かこう謙虚な気持ちになれるというか、自分の知らない事ばっかりだなって、すごくまだまだだなと思いますね。なんか、いい話しばっかり言っちゃってますけど(笑)人と会う時はいつも新鮮な気持ちでいたいですよね?」

一期一会の精神?

「そうですね。特にこの距離感で珈琲を出すってなかなかないと思うんですよ。ホントに手を伸ばせば届く距離じゃないですか?」


最後に僕はこの質問をし、インタビューを終えた。

普段、外を見ながら仕事をしてるじゃないですか? 日本には四季があり、星や太陽や雲や月がそこから見える。そういうものに感じる部分はありますか?

「めっちゃめちゃ感じますよ! 今日もいきなりここに来て、大鳥神社に参拝して、今日はよろしくお願いしますって。氏神様じゃないですか? とりあえず、ご挨拶させて頂きました。そういう形で目に見えない何かを感じつつ生活しているのかなぁ。気持ちってすごく大切だと思うんですよ、人と人と接するにしてもそれは伝わると思うし、そういう面でもあたたかいものは持っていたいと思います」

取材の最中、常に自然な笑みを浮かべていたJoyce Cafeさん。これからも手創り市をよろしくお願いします。


大鳥神社の受け付けにスタッフが三人待機していた。挨拶に顔を出すと、なんとスタッフの奥園さんが今日で手創り市スタッフを引退するという。

「ホント、2日位前に決まったんです」

そう言う奥園さんは、この大鳥神社で手創り市を開催し始めてからの、大鳥神社担当のスタッフだ。以前このルポでインタビューした際には、将来的にこの大鳥神社に休憩所のようなスペースをつくりたいと言っていた。親子連れも多いこの大鳥神社に休憩所があれば、そこから作家さんやお客さんの対話の生まれる景色が生み出せるはず、とイメージを聞かせてくれもした。そんなインタビューの思い出が頭を過りつつ、僕は鬼子母神へ移動した。


手が狂う。手が自分の物ではなく、何かに動かされているかのように、また手自身が別の意志を持ち狂ったように動き回る。素手で作品をつくり出す作家さんには、身に覚えのある感覚ではないだろうか?

次に僕は、そんな感覚を自らの屋号にした、ある女性作家さんに話を聞いた。 

「クルテは「狂った手」の隠語なんです。物づくりをする時の手の様子。手ってすごい別の生き物みたいな感じがするんです。自分の意志を離れた……ちょっと怖かったり、魅力的でもあって」

そう語るのは、ガラスに絵を付けてブローチやアクセサリーなどを創作する作家さん、クルテ絵ガラス商店さんだ。


つくるときは一心不乱って感じですか?

「あんまり意識はないというか、考えてない。もともと型紙があるとかも苦手なタイプなので、その場で遊んでいくっていうか」

流れに任せる?

「偶然の産物とかも好きなんで、失敗から生まれた筆の跡とかも好きだったりするんで」

 

作品のコンセプトを教えてください。

「自分が欲しくて世の中にないものを目指しています。ないからつくろう」

猫のデザインの物が目を惹きますが……。

「猫好きなんです。ライン、しぐさ、魅力的ですよね。なにをしても絵になるので目で追ってしまう。野良猫も良く観てます。何にしても形を捉えるのが好きなんです。猫に限らず、果物でも何でも。自然の物」

人工物はどうですか?

「あまり……でも電球とか、鉱物は好きなんですよ。ガラスが好きなんで」

 形を追われる時に、特に気に掛けて見ている部分はありますか?

「色の印象とか……自然の物って越えられないし、絶対。自然の物がすごく好きです」

そこに近付きたい?

「近付けないのはわかっているので、もがいている感じですかね。自然が一番綺麗なのは知っているんです。本当に綺麗じゃないですか? 完成されてる。飽きることないし。でも、物づくりが好きなんで、そういうのをちょっとでも感じて貰えたらと思います」

ものをつくる原動力は何処から来ますか? 

「自然への崇拝でもあるし、物をつくることがないと生きる意味も半減するというのがあると思うんですよ。地震があって、しばらくつくれなかったけど、つくることで生かされているし、こういう場所でお客さんに直に会えて、喜んで貰えて、エネルギーを貰えて。今は、手創り市が一番楽しくて。それはお客さんとの対話だったり、雰囲気だったり、色んな知らない事だらけなんで、毎回発見あり。独りよがりで生きてきたので、みんなに生かされてる、つながり、感謝、狭い世界だけどつながれる。それがいいです」

つながりっていうのがキーワードなんですね?

「そうですね、実感できるっていうのが、頭じゃなくて。実感しないと分からないタイプなんで、自分が体験しないと。単純につくるのは楽しいので」

 

「自然が一番綺麗なのは知っているんです」

クルテさんの口から出たその言葉を聞いた瞬間、あぁルポライターをやっていて本当によかったと感じた。何故ならその言葉は、クルテさんならではの言葉であり、一期一会、この瞬間にしか出会えなかったであろう言葉だと感じる事が出来たからだ。そういう体験を重ねながら、これからもルポをして行きたい。そう思った。


賑わいを見せる鬼子母神、そのブースとブースの間の道をゆっくりと歩く。すると眼に止まったのは、耳の立った猫の様なワルガキのようなデザインをした、黒い鉄のフックをつくっている作家さんのブースだった。僕はその作品に惹かれ、取材を承諾して貰った。

「耳が立ってるから「tachiMiMi (たちみみ)」って言うんです。猫を飼っているけど、猫ではない。自然と好きなものがこの形になってます」

tachiMiMiさんは、去年の12月開催から数えて、今回二回目の参加だ。

「手創り市を選んだ理由? ただつくってて、売れないかなぁーって思ってて術がなくて、で、手創り市を知って出してみた。駈け出しです(笑)」

「思った以上に年配の方からの反応が良くてわくわくする」

そこは大きな収穫でした?

「リアクションが見えて、みんながわーって喜んでいるっていうか、なんか、こっちも嬉しくなるっていうか?」


tachiMiMiくんが生まれた秘話を教えてください。

「友達に誕生日プレゼントでこういうフックをつくったら、意外と喜んでくれて、じゃ色んな人が喜んでくれるかもしれないなと思って」


手創り市のブログは観てますか?

「ブログの最初のページ見て、ホームページのテクニカルの部分で動線が分かり辛い。ここに行けば地図だ、とかがわかり辛いかなぁ」

「あと、イラストを担当されてる方、山口さん、ものすごい素敵で、ここに来て欲しい!この手創り市で知って、山口さんのブログみても全部素敵で! 来て欲しいし!何かをやって欲しい」


手創り市に出てみて思う事は?

「みんな他の方達の方が長くやっていますから、僕ら駈け出しには勉強になる。ルポに注文もつけるなら、ぶっちゃけ、お金の部分、どこ迄生計を立てているのか? 作ってる時間と、売っている値段と割にあってるのかなっていう。そこをやっぱり知ってみたい。そこは聞く側も言う側もスルーしてる」

では初めに聞きたいのですけど、tachiMiMiさんはどうやって生計を立ててますか?

「ホント、仕事をして、片手間でつくってるだけなので、材料費と掛かった時間の折り合いですね。こっから先ブレイクスルーがあるのか?アマ、セミプロ、プロとなるのか? って考えさせられます」


そこで僕は、以前取材させて頂いた、皮小物の作家さん、himaar・ヒマールさんの話しをした。

「手創り市で人生が変わった」と開口一番そう言ったhimaarさん。最初は趣味で皮小物をつくっていて、それがこうじて手創り市に出展、そこでの反響に病み付きになり、普段持っている仕事との割合が、だんだん皮の創作に移行し始め、とうとう今度の四月には、山口県で喫茶&工房を兼ねた「ロバビル」をオープンすると。

「そんな話もあるんですね」

と、tachiMiMiさん。そのtachiMiMiさんが第二のhimaarさんになるのか? そんな事を考えるとなんだかワクワクして来るのだった。


次にインタビューを行ったのは、ARTS&CRFT 静岡手創り市のスタッフ、米澤さんだ。彼女は、この日静岡から、もう一人のスタッフと共に、雑司が谷の手創り市にお客さんとして遊びに来てくれた。  

ARTS&CRFT静岡手創り市のツイッターを担当し、ユニークな語り口で手創り市に関わる事を呟いたり、時折ブログを更新している米澤さん。僕は彼女の等身大の言葉と、彼女の根元にある情熱がとても大好きで、今回アポを取り、このルポに登場して貰った。


そもそも手創り市のどこが好きなんですか?

「作家さんが好き。雑司ヶ谷も好きな作家さんが出る時にしか来ないんですよ。手創り市好き好きっていってるんですけど。話せる人がいると楽しいっていうか」

米澤さんの中でピントが絞れているんでしょうね?

「そうですね、外の市に行くこともあるけど、好きな作家さんがいないと感じは違いますね」

もし米澤さんが東京に引越して来たら、その時は手創り市のスタッフになりますか?

「なるかなぁー。どうだろう? 今一瞬考えたのは自分がどういうポジションになるかって事なんですけど、ツイッターやるにしても、自分がそれだけ情熱かけられるかなって?」

静岡だから情熱をかけられるって事だよね?

「わかった! 認知度です。私が手を掛けなくてもいいですよね、雑司ヶ谷は。もう動いているから。静岡は誰かが発信しないと、という思いはありますよね」

コアな使命感に「認知度」っていうのがすごくあるんだね?

「あります! 周りで知ってる人がいない。私の周りにこういうクラフトが好きな人は全然いないんですよ。私がやってても来ないです。伝えられないんです、私も。クラフトってね、って。どうやって伝えればいいのか? お茶碗、陶器とか木工もあるしね、とか言うんですけど、私が上手く伝えられなくて」

会場の熱をそのままに伝導させるのが難しい?

「そう、出来ない。私が言うのも悪いんですけど、かなり認知度低いと思うんですよね? チラシ置かせて貰いに行く、お店の人はもちろん知ってる事が多いのですけど、もっと普通の人というか、自分が全然知らなかったっていうのもありますし。結果、まとめるとここのスタッフはやんないかもしれない。考えた事もない」

それだけ静岡に集中してるって事だよね?

「はい」


静岡にはアーティスト部門が出来たり、雑司が谷では秋田さんがイラストの企画をやろうとしていたりしますが、米澤さんなら東京でこんな企画をやって欲しいというものはありますか?

「私はわりと作家さんの事を知りたいんですよね。はい。だから、掲示板とか?」

ネット上のこと?

「ここに、この会場に大きな黒板みたいなのを設置して、作家さんが質問に答える、みたいな」

コミュニケーションツールとしてのリアルな掲示板?

「作家さんが書く字も知りたい(笑)気持ち悪い事言っちゃった(笑)普通に初めての人が自己紹介するでもいいんですけど。この人どんな人だろうとか? やっぱ作品観てて、自分が興味ないとすっと行っちゃう。自分で何かしゃべればいいのになって思う時があるので、特に糸口が見付けられずって事が多々なので、「ホットケーキ好きなんですね?(笑)」とか糸口が見付けられる様な掲示板。お客さんと作家さんの間で何かあって欲しい。会場でみんなが見れて」


いちスタッフとして、自分自身、今、思うことは?

「最近、自分と手創り市の関わり方が変わって来たと思いました。半年前の時、始めた時はこの次何があるんだろう? 何の準備があるんだろう? っていうハテナがあって進んで来たんですよね。でも今はわかってるから、わかってる分余裕があって、前は自分が付いていっていたんですけど、今は開催日に自分から向かっている感じ。だから今開催に向けて一枚でも多くチラシを置いて貰おうとお店に行くし、あと一人でも多くの人に来て欲しいからブログやツイッターも書いたりするから、今は開催日に自分から向かってる気がします」

それは大きな違いだね。それって自分で時間をつくり出してるって事だよね?

「あ! そうなのかっ! そうだ!」


あと、これは少し抽象的な話しになるんですけど、「バトン」の話。誰かから何かを受け継いで、それをまた誰かに渡す。米澤さん自身がどんなバトンを受け取って、またどんなバトンを誰かに渡したのか? 渡せたのか? という話しでもいいし、それか、バトンについてこういう風に考えてるという発想でもいいし、聞かせて貰えたら。

「自分で受け取った感じはするんですよね。それはツイートの中で名倉さんから聞いたんですけど。背中を見てるから同じ事をするんじゃないかな? 二人、静岡の高山さんと名倉さんの二人がやっている事、それを見て同じ事をするというか。それが伝わると言う事なのかな? でも私はまだバトンを持ってる。それは誰にも渡せない。渡したくないんじゃなくて、まだまだだなぁって思って、自分は。ブログ書いた時に、自分はバトンを受け取ったけどそれをどうしたいんだろうって思って、私は次に渡せる位、何もやっていないからまだ持っていたいなと思って」

米澤さんって向上心が旺盛と言うか……。

「あの二人がいたらそうなりますよ。あの二人程出来るとも思ってないけど、でも二人がいるからまだって思えるし、認知度の話じゃないけど止まっちゃう、手創り市自体の事が止まっちゃいますよね? お客さんあと三人位呼べたのにって。妥協はしたくないですね」


情熱の固まりの様な米澤さんのインタビューに昂揚感を覚えつつ、次に僕は、dot melt(ドット・メルト)さんという、女性が着る服等を主につくる作家さんを取材した。

何故、選ばれたのが手創り市だったのですか?

「インターネットで表現できる場所を探していた。サイトも素敵だったし、来てみたら雰囲気も良かった。服飾の学校に行きながらブランドをつくって、サイトをつくって、もっと発信したいなと思って出すようになり」

発信したいな、という欲求の源は?

「取り合えず知って貰おうという気持ちが強くて。最初フリーマーケットに出してたんですけど、なんか違うなと思って。手づくりのイベントないかな? と思った時に見つけたんです」


手創り市に思うことがあれば?

「今日この場所に出して思ったのが、私のブースの背中に参拝する場所があるじゃないですか? ここに来られる方が、ブースがあるせいで通れない。で、ブースの横に隙間が空いてたんですけど、何も言わずそこをガシガシ通っていく方がいて、鬼子母神目当てで来てる方は、手創り市がやっている事を知らなかったら、なんなんだろう? って感じだと思うので、そういう配慮ってあってもいいのかな? って」


「あと、企画を色々やられているじゃないですか? ハギレ市の方もすごく楽しみです。

参加できるなら参加したいです」

ハギレはいつもどの様にしていますか?

「ハギレは使わないで置いてあります。捨てられないので。そういう企画があったら楽しいと思ったんですけど。たまにパッチワークをするんでそれ用に置いてあるというのもあります」


物をつくる喜びはどこから来ますか?

「イベントに出すと思うのですけど、お客さんの反応がダイレクトに返って来るので。あとはお手紙頂いたりとか、メール頂いたりとか、それがすべてかな?」

すべて!? すごいですね!

「イベントとかでもプレゼント用に買ってくれるお客さんがいて、後日来た時に、すごく喜んでましたって言ってくれたり」


時間は午後1時半近く。とうとう雨が降り始めた。雨用の装備を持ってきている多くの作家さんのブースがその備えを急いで始める。雨は一時間程で止んだが、この雨を機にお店を畳む作家さん、帰られるブースもちらほら現れた。

大鳥神社は鬼子母神よりも、帰られたブースの数が多かった。そんな中でも、まだブースを畳まず、残っている作家さんの中に、白石修さんというガラスの器を主に扱う作家さんがいた。

「手創り市に出たのは今回初めて。先月観に来て、家もそんなに遠くないし、クラフト物をつくり出したのも最近なんですよ。それでどこかに出してみたいなと思って近場で探してって感じです」

今までガラスで作品をつくられて来ましたが、何年くらい活動していますか?

「15年くらい、器的な物もつくりだしたのは最近ですね」

そこには意識の変化があったんですかね?

「普通の人の生活の中で使うものに興味を持ち始めて。その中にガラスを置いて行けたらなと思って。もともとガラスを始めたのが、ガラス自体を一般家庭に広めていきたい、自分がそういう感覚で最初ガラスを始めたんで、そういうガラスの綺麗さみたいなものを一般の人達に知って貰いたい。100均とかじゃなくて、手づくりのガラスを広めたくて始めたんです」

一般の家庭の中に、手づくりのガラス作品が入る事によって、その方の生活が豊かになったり、少し変化があったりする、その感覚ですかね?

「そうですね。やっぱどうしても食器とかって、大量生産でつくられたものが普通だと思われがちなんで、こういう風に自由につくられた物を置いて頂けたらという感じです」

今、「自由」という言葉が出ましたが、その「自由な作風」の話を聞かせてください。

「大抵こういうクラフトの奴って、サイズ合わせての、揃いでいくつってパターンが多いんですけど、やっぱり形に勢いとか張りとかが若干なくなる感じがあるので、そこをこう殺したくないみたいな感じの所から、自由に形を変えて、その気に入った物を選んで買って貰う、そういうスタイルがやってみたくて、今回クラフトを始めたんです」

それが白石さんのコンセプトでもある?

「そうですね。クラフトをやりはじめたコンセプトではありますね。ギャラリーとかに置かないで、こういう所に自由に出せたら面白いかなと」


手創り市に出てみての感触は?

「大勢の人の買って貰うっていうのも嬉しいんですけど、少ない人数でも、迷って迷って選んでいくっていうのが嬉しいですね。選んで買って貰うっていうのが、一番嬉しいんで。お客さんが選んで買っていくっていうスタイルがいい。違うものの中から選りすぐって買っていくのが観ていて興味深いというか、面白い。そうやって買っていって貰った物の方が、わりと大事にされるのではないかと思うので、そういう買い方をして頂けたら嬉しいです」


次にインタビューしたのは、若いカップルさん。この手創り市には、もう、4年前から10回以上来ていると言う。しかも、毎回、埼玉から一時間もかけて。

「手づくりのものが好き。買うというよりも、見せて貰っているのが多いんですよ。皆さん、色々な考えでつくられてるじゃないですか? それが普通に売ってる物と違うから、ここに来ないとない物もあるじゃないですか? だから毎回来た方が、新しいお店も出ているかもしれないし、だから毎回来るようにはしています」


お二方は物づくりはしますか?

「しますね。皮で小物とかつくってます。今さげてる肩さげカバンもそうです。2年位前からですかね。私がもともと興味があって、皮のミシンの学校に通って、ミシンだと専門のがいるじゃないですか? 手縫いだとお家でも出来るので、そう言う所からやって。ここにはお勉強を兼ねて」

手創り市には出て頂けますか?

「ゆくゆくは。夢ですね!」


手創り市に何か注文があれば?

「ワークショップを頻繁にやって欲しい。ちょっと試してみたいっていうのがあるじゃないですか? 気軽になにか出来たらいいなぁ。予約制ではなく」

 

お二人は物をつくられていますが、その原動力はどこから来ますか?

「イメージしたものをつくってみようかなと想う気持ちですかね? 結局頭の中で想い描いた物と現実の物って違うじゃないですか? そこにいく過程も楽しいし、失敗したら失敗したで勉強にはなるので、数をこなすっていうのは大事だと思います。いいものをつくるためには」

「多分ここにいらっしゃる方みんなそうだと思うんですけど、基本的に自分でつくった物は世界にひとつだけじゃないですか? それが例えばどんなに使い辛い物でも、お店には絶対ないもの。まだ先でしょうけど、人に売るってなっても、ここがすごいんだ、ここが使い辛いけどいいんだって、自信を持って言えるところがそうなのかな? って。自分は両効きなんで、財布をつくるにしても、お店にあるものと違う向きになったりするんですよ。小銭入れの部分の開け方が逆になったり。それって、自分だから出来る物じゃないですか?自分だからつくれるもの。そういうものをつくれる事が喜びですかね。それは買えないものですからね」


三時近くともなると、お客さんもいつもより格段に少なく、それを見越してブースを片付け始める作家さんが目立ち始めた。

次に僕は、一人で来ていた若い女性にインタビューを行った。何でも彼女は、文具を専門としたライターさんとのこと。

「手創り市には、6,7回来ています。ブング展があって、古本市があって、ずっとこちらで手創り市をやっているのは知らなくて、鬼子母神迄お参りに来たらこんなに楽しい市があるんだって!」

手創り市の好きな点は? 

「作品に触られる。気になった作品は触らせて頂いているので。あと、こういった個人の方が集まる場所があること自体が珍しいと思うんです。個人の作家さんの作品が見れるのが魅力なんだなぁと思います」


文具ライターを職業になさってると聞いたのですが、手創り市の作品は、文具ライターの眼で見てどのように映りますか?

「皆さん、クオリティーが高いと思います。そして、毎回毎回提案が違う気がして、毎回毎回楽しめる。そこがいいです」


このルポの締めくくりに、手創り市スタッフ名倉くんに、今月から始まった手創り市写真部の話を聞いた。


写真部をはじめようと思った動機、きっかけを教えてください。

「まず写真部は、普段、手創り市のブログに掲載されている写真は基本的に僕が撮ってるんだけど、たいてい九割以上は会場に関係ない写真を撮って載せてます。実際に会場の写真を撮らない訳じゃないんだけど、毎月、作家さんだったり、問い合わせだったり、色んな事に応対しているので、会場の写真を撮ることに集中し切れない、というのが個人的にすごくあって。あと会場の写真については、写真の前に会場来ればいいでしょ? って。写真よりも会場に来た方がその人の視点で観れるし、もっと得るものがあるし、そう言う訳で会場に来ればいいよね、というのが前提にあって、そう思ってる人間が撮影するよりはそう思ってない人間が撮影した方がいいよね?って思うよね。」


「で、何故、写真部を始めたかという本題だけれど、ここのところ雑誌等に掲載して貰う事が毎月一件あって、その中で特定の企画、雑誌のある企画で掲載される事があってさ、レイアウトだけあらかじめ見せて貰って、あとは写真は自分らで撮るとか、自分達の持っている写真を使って貰うって言うのが増えて来て、そこで会場の写真が提供できる程撮れているかというと、全然なくて使い回してるんだよね。写真は本来雑誌をつくる側の人が撮りくりゃいいじゃん、って思うよ。でもそんな事言っても仕方ないしね。だったらそこを楽しみにしてしまえばいいじゃん!ってゆうこと。楽しむ為にどうしたらいいかっていうと、外部でもない、純粋な運営スタッフでもない人に写真を撮って貰う、それは楽しみでもあり、撮る人にとっても体験というか挑戦というか、そういう場を作りたいというのが写真部で、写真部の人が撮ったものの中から雑誌等に提供できたらいいなと思うし、出展している作家さんにむけてプレゼントできたらいいなとも思うよね。いらないかもだけれどさ・・・」


写真部・部員は何名でどういった感じで始まりましたか?

「今決まってる方は2名です。今日来れた方は1名。なのでまだ始まったとは言えない。けど、今日はアラキさんという男性の部員さんが撮りに来て、すごく楽しかったって。最初はすごく緊張して、お客さんとして来る時に写真を撮るのと、手創り市の内部というか、写真部・部員として写真を撮るとなると意識が違うというか。写真を撮るということにおいては基本はお任せするけれど、作家さんの写真を撮るにあたって、撮影の断りを入れるだとか、最低限のマナーなんで、そこは当たり前の事なんだけど、いざやってみると、なかなか緊張するというか。そういうのが最初にアラキさんの体験としてあった。それが聞けて、それはいいなって。いいなって言い方はざっくりしてるけどさ、でもそれはアラキさんが写真部の部員として手創り市にコミットしているから。そういう意識があるから作家さんから写真を撮らして貰うにあたって緊張する、そういう意識がまずこう、たかが一人かもしれないけれど、そんな話しが聞けたのがとても良かったかなと」


写真部をやるにあたって、写真部員に要求した事はありますか?

「最低限、手創り市の会場に来たことがあること。当たり前なんだけど、これ絶対。来たことない人が写真部の部員やりたいって言ってもそれは困る。なんでかっていうと、少しでも手創り市にコミットする部分があり、撮影する自由と共に責任があるから。それにさ、申込書を出して貰って選考を通った作家さんの撮影させて貰う訳だから、そこを大事にするなら来た事ない写真部・部員は話にならないでしょう! っていう。そういう事です」


毎月出れないとダメと言う訳ではないのですか?

「毎月じゃなきゃダメ、と言う訳ではないですね。そこは融通が効きます。あと、部員を10名募集しているのだけど、毎月3人は撮影している人がいるようにはしたいなって、それは今日アラキさんと話をして、ごもっともと思って。一人だとどうしてもかなりプレッシャーかかっちゃうんで。うえおかさんが一人でルポやってるようにさ(笑)」

 

今月もあらゆる方向からのプレッシャーを跳ね除けて(←嘘)完結に至ったこのルポ。いかがだったでしょうか? 今月のルポで特に再確認出来たのは、一期一会の大切さ。今この瞬間にしかない言葉や風景の出会い。それを受け止められた時の喜びです。これは病み付き!

今後も一期一会の精神を心に刻みつつ、この手創り市会場を駆け回りたいと思います。今後ともどうぞお付き合いの程、よろしくお願い致します。


うえおかゆうじ


(4月へ続く)



※「手創り市のルポ」への要望・ご感想など

 御座いましたら下記mailまでお気軽にどうぞ。



手創り市

info@tezukuriichi.com





3月25日

吉祥寺にあるpoooLさんにて行われる陶芸家・十河隆史さんの器をつかった夕顔さんによるワークショップ。さまざまな春がやってきます。
詳しくは「こちら」までどうぞ。

そして今日は夕方より事務局にて4月手創り市の選考会。
春先にかけて申込数が増加する時、開封作業と申込書にまず目を通すのが私の役目。
現在、申込書には「要望」の欄があり、そこには手創り市に出展しての感想、これから出展するにあたっての意気込みなど要望じゃあないものも書かれておりますが、とても読み応えがあります。もちろん要望の欄ですから、様々な要望があって、その中から「これは!」と思うものを毎月ひとつ反映させてゆこうと思っております。

4月15日手創り市の出展者発表は3月28日を予定。
もうしばらくお待ち下さい。

良い休日を。

「池上本門寺手創り市」のお申し込み期限は3月31日までとなります。


名倉




珈琲がのめる大鳥神社


先日の手創り市・大鳥神社会場に初めて出展して頂いたJoyce Cafeさん
9時開始の最初の一杯をいただきましたが、豆の甘みと柑橘系の香味を感じる珈琲でした。
次回4月はお休み致しますが、5月以降毎月出展していただく予定でおります。
手創り市へお越しの際にはのぞいてみてくださいね。

手創り市




3月開催のこと

はじまったばかりの手創り市写真部の荒木さんによる写真をご紹介。
作品の特徴とその空気感がとてもいい。はじめての撮影で手こずりました、と言っていたけれども撮影した数はかなりあって驚いた。その熱心さが嬉しい限り。
大袈裟かもしれないけれども写真部のこれからを切り開いてくれました。
荒木さんありがとう!

3月18日手創り市は曇り空と時折降る小雨のなか開催し無事終えた。
天気予報では夕方ににわか雨が降るような事を言っていたので搬出時に雨がどっと降るかもしれないことを予想していたが、開催中に小雨がじわじわと降ってしまった。
こういう時、お腹がきゅうっと締め付けられる思いになるが、幸いにも出展者の多くの方は雨の対策をされていたようで少しだけ安心した。
参加者の皆様、終日天気とにらめっこしながらのご出展本当にお疲れさまでした。
来月はよい天気である事を願って。

話はかわりスタッフのこと。
今月をもってとあるスタッフが手創り市スタッフとしての活動を終え、開催後にスタッフが集まってささやかな送別会を行った。
彼女は大鳥神社の立ち上げのスタッフで、大鳥のはじまりからこれまでずっと大鳥神社のみでスタッフとして関わってきた。
大鳥神社での開催は当初出展者もお客さんへの認知度も低く、かなり苦戦をした。
普段鬼子母神にいるスタッフは終日あれやこれやと業務があり賑わいもあってやるべきことに困らない。正直なところ、大鳥神社がはじまって1年半ほどは鬼子母神との明らかな差があったから彼女自身いろいろと考えた事もあったと思う。
そんな彼女はきっと手創り市のスタッフで最も安定感があって、マイペースでもあり、周囲の空気にも敏感であったと思う。わかりやすくいってしまえば、こちらが何かを言わなくてもよくわかっている、できた人。彼女がいた事で私は大鳥神社にいない時でも安心が出来た。
そういえば静岡の立ち上げの時にも、1回目2回目ともに来てくれた。
特に1回目の開催時はこれでもかという位に予想外のことに追われ、あの時参加していたスタッフで会場をまともに見た人間はいなかったと思う。そんなんでいいのか?と言われてしまうかもしれないが、それ位に追われたし、正直なところスタッフの何人かが辞めても仕方ないな、と思った。その時にも彼女はいつもと同じように笑顔であらゆる事に対応してくれ、嫌な役目も嫌な顔ひとつせずやってくれた。スタッフとして参加していれば当たり前なことかもしれないが、そうやっていつも当たり前のことを当たり前にやりつづけることはそれ程簡単ではない。
とにもかくにも彼女には「ありがとう」の言葉しかないが、彼女の抜けた穴をしっかりと皆で埋めてゆきたいと思う。

名倉




東北・宮城の物産展を開催@池上本門寺手創り市

5月24日に開催される池上本門寺手創り市にて東北・宮城の

「宮城県農畜水産商事協同組合」さんの出展が決定致しました。



上の写真は出展される協同組合の方より送っていただいた商品のサンプル。


今回、手創り市が池上本門寺で開催されるチャリティイベントに参加するにあたって重視していた東北の物産展を開催する事は喜びであり、また今回の開催にあたっての大きな意義があるように考えております。


開催まであと2ヶ月とせまってきましたが少しづつ準備を進めて参ります。


池上本門寺手創り市のお申し込みは3月末日まで。


手創り市

info@tezukuriichi.com





本日開催手創り市!! (3月18日)

3月18日、本日手創り市は開催致します。


4月15日・手創り市へ順延となりました。


5月24日は池上本門寺手創り市の開催となります。
お申し込みの閉切は3月31日まで。
どうぞ宜しくお願い致します。


手創り市




「季節のおくりもの:パン」4月15日へと順延致します


「季節のおくりもの:パン」は天候不順により4月15日開催へと順延致します 

楽しみにしてくださった皆様には申し訳御座いませんが、
本企画開催にあたっての出展者の方々の準備を、
当日の中止発表によって無駄にする事は出来ませんので
ご理解の程何卒宜しくお願い致します。

なお、通常手創り市開催の開催か否かの発表は
18日・当日朝5時30分までにHPにてお知らせを致します。

手創り市








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