5月31日

もうすぐ日本版が発売されると云われているKINFOLK magazine。
日本語で読めるのは嬉しいけれど、英字だからこその文字組の美しさがあるような気がして、日本語になる故の不安がなんとなくある。余計なお世話だけれどね…

新しい倉庫に移り、今後のワークショップやmeets broochなどを開催する上での新たな什器を用意し始めている現在。まずは、スペースづくりからやらなければならないのですが、気分がのらない時には手に入れた器などを写真におさめておいたりしている。すると、不思議なくらいに器の様子が見えてくる。人間の目で見えている器とカメラのレンズに写る器は違って当たり前だけれども、その違いが明確に感じられる時の気持ち良さのようなものは「見よう」とする意志からこぼれ落ちるものだと思う。


物の中心部から際まで見つめてゆくと浮かび上がるもの。それが近頃気になる。


明日は東山佳永さんが企画をする「青い雫の話」を見に行く。
ひとりの踊り手が主催し、原作から企画まで行う凄まじさ。
(「凄まじさ…」と云うと強い印象だけれども)
そして青葉市子さんの歌声と清水美紅さんの絵もとても楽しみだ。
ぼんやりと集中しよう、と思う。

それではまた。





meets brooch @ Hand Made In Japan Fes 2013

手創り市として初の外部企画に参加することが決定しましたのでお知らせ致します。


ハンドメイドマーケットプレイス、Creemaさんが主催する
「ハンドメイドジャパンフェス2013」に手創り市セレクトによる出展。

今回、アクセサリーをつくる作家を中心に、ブローチに特化したブースを作ります。

タイトルは …


ミーツ・ブローチ です。

会場は東京ビックサイト。
会期は7月20日・21日。
ほか詳細は後日お知らせ致します。



今回「meets brooch」開催にむけての意気込みを少し…

手創り市の運営は基本的には、手創り「市」という場をつくる集団です。
そんな私たちが、何故今回meets broochをやるかというと結局のところ、
「やってみたいからやる」ってことでしかないと思います。
手創り市としてこうした企画を行うにあたって考えるべきことは様々。
そして、私一人でやれる訳ではありませんし、ひとりの力など微々たるもの。
今回担当するスタッフと、参加をするかもしれないつくり手と、ひとつの場をつくること。
それをやります。


名倉




7月「大鳥神社で夏をたのしもう」出展者発表




スタッフ伊藤くんが作ってくれた「あお」の看板。
鮮やかな青色が目を引きます。

7月15日(月祝)、大鳥神社会場では「大鳥神社で夏をたのしもう」を開催いたします。
「てぬぐい・ハンカチ」ブース、「あお」ブース、移動販売車、コラボ、ワークショップと盛りだくさんの内容です。

今回、ブースにテーマを設けるという初めての試みのため、
制作期間を考え、早い段階での申し込み受け付け、そして出展者発表となります。

【7月出展者発表(大鳥神社のみ)】


6月17日にはワークショップの告知、
6月27日以降にはブログにて出展者紹介を予定しております。

まだ少し先ですが(でも夏はすぐそこ!)、どうぞお楽しみに☆


※7月・鬼子母神会場出展のお申し込み受付は、これからです!
 6月16日 会場受付へ申し込み書をご提出いただくか、
 6月17日〜19日消印でご郵送ください。

 7月鬼子母神の出展者発表は、6月26日となります。


その前に、6月16日の手創り市もお忘れなく!!

【6月の出展者リストはこちら】



手創り市 秋田
info@tezukuriichi.com
Twitter




長野行き:5月25日・26日

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週末は毎年恒例となっている長野・松本で開催されているクラフトフェアまつもとへ行ってきました。
手創り市にもご参加いただいている作家さんも多く出展していることもあり、妙に親近感があったりするこの会場。
いつものように会場までまとまって行き、その後解散。自由行動。
引率の先生役より開放され、会場内へまぎれ、お目当ての作家さんをまわってゆく。
作品のこと、近況、新しく家族が出来るんです!!(おめでとう)などなど会話しつつ、時間はあっという間に過ぎてゆき、約束の集合時間がやってきた。
集合後、長野市善光寺そばの宿へむかうことに。

今回の宿はゲストハウスの「1166 back packers」さん。

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元々は民家と倉庫の続き間だった建物を、ひとつに繋いでゲストハウスとしたようで、ゆったりとした空間と玄関より差し込む光が気持ちよく、ソファーに腰をおろすとついついまどろんでしまう空間。出かけること自体が前向きにめんどうになってくる。今度は個人的にお邪魔したいと思っています。(フライヤーを置かせて頂きました。ありがとうございます!!)

この日の晩ご飯は門前の商店街より路地を入った料理屋さん。
前菜の小鉢、刺身などなど出て来た後のしゃぶしゃぶは、牛がすっごいウマくて絶品でした。
牛おそるべし。以上。

え〜いつもであれば、この後は恒例のトランプ大会を催す訳ですが…
いや、実際英国製のトランプなど道具は用意はしました。やる気も売る程ありました。
でも、でも、睡魔に勝てず、というよりも、睡魔をやすやすと受け入れるタイプなので「もういいや」と寝てしまい、大会宣言もつかの間中止になる、というだらしない結果に終わりました。
以上。

睡魔の泉へダイブした私は、陸へあがるのも随分早く、2:30には目が覚めてしまう、という間抜け具合。夜風にあたろうか思い、物干しスペースに出てみると、随分気持ちがいい。悪戯心むくむく起き上がり、このまま電柱つたって下へ降り、外へ出てゆこうかと思ったものの、裸足で街をさまようのは大人としていただけないと思い、ベットへ戻り横になりつつ、羊の数をかぞえまくった。(そもそも時間外に外へ出る事が問題あり。あはは…)

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上の写真は早朝5:30くらいの頃。
なぜか起床の早いスタッフたち。
この後、彼女たちは善光寺へ朝のお参りに行きました。ごくろうさまです。

日中は、男性スタッフ3名と女性スタッフ1名と私で善光寺周辺を散策。
散策と云っても、ひとりのスタッフを素材にそこらじゅうで写真を撮影、コメントを載せてゆくという、何が悲しくて長野まで来てそんなことをやってるのか?と言われてしまうような事を延々と続けていた。これはこれで非常に楽しく、いかに良い言葉、かっこ良く言えば良質のコピーをのせてゆくか?それを競っていたように思う。どちらにしても最後まで付き合ってくれた女性スタッフのKさん、嫌な顔せずついてきてくれてありがとね。
(そん時の写真をお見せできないのが悔やまれます…)
(こんなこと文字で書いても訳わからんちんですね…)

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上の写真は善光寺より車で20分ほどの篠ノ井にある「Orche(オケ)」さん。
材の色味や質感がいきた古道具と作家ものの器が扱われていて、ショップスペースの隣りにある上記写真の空間ではライブイベントや食事会などが催されるよう。
建物は元銀行で、大きな鉄の金庫が店内より見えたり、床材として貼られている木は小学校の体育館の床板というのもグッときます。長野市に行ったら必ず寄りたいお店が出来ました。
(フライヤーを置かせて頂きました。ありがとうございます!!)


二日間を通して感じたこと。

年に一度、こうやって普段の自分たちの活動とは縁のない場所に
東京・静岡スタッフが集うこと。
そうした機会をつくるのは私の役目。
中身をつくるのはそこに集ったひとりひとり。
無理することなく自然でいられる時間であること。
それ以上でもそれ以下でもなく、
そんなことが大事だなと思いました。

それではまた。


*5月28日・29日は事務局不在となります。






長野へ


これと


これが


こうなりました

    ((( だからどうした )))


明日より26日いっぱいまで長野へ行ってきます。
東京と静岡のスタッフが集まる限りある機会。
明日はクラフトフェアまつもとへ行き、夕方には善光寺の宿へ。(初貸し切り!!)
翌日はおやつの頃まで自由行動。
その後、東京・静岡スタッフはしばしのお別れ。
二日間、たのしまないとですね。


そんな不在の事務局では、
夕顔さんによる「たち呑み屋 夕顔」がオープン。
25日、26日とやっておりますので宜しければ是非。
おいしい料理とおいしいお酒がお待ちしております。
(これからは夏野菜ですね!!)


※6月16日・手創り市の出展者発表は「こちら」clicks!!までどうぞ。

*5月25日・26日は終日事務局不在となります*





日本平動物園 @ 静岡県静岡市

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昨日は諸用あって静岡へ。
メインの用事は思っていたより早く済んでしまい、どうしたものか?と静岡の街彷徨っていると
何を思ったか、リニューアルされた日本平動物園に行ってしまった。
普段、動物園や遊園地、そういった場所に行きたいと少しも思わないのに…
ほんと何故だろう?
という訳で、しっかりと楽しんできました。

シロクマとロバがいいなと思いました。
ライオンやタイガーはだらだらしていてつまらない。
ふくろうはずっと目をしばしばせさていて睡眠不足ぽい。
ハイエナはストレスフルなのかずっと同じ場所を行ったり来たりしていて妙な奴。
猿はやっぱり猿だった。
ペンギンが泳ぐ姿を見て自分も泳ぎたいなと思った。
人間という檻の中に入る人は必ずはにかみ笑顔。もしくは明るめの苦笑い。
お土産はレッサーパンダのクッキー10枚入りを買いました。すでに配りました。
またふとした思いつきで行こうかなと。

静岡県静岡市に来た際には是非とも日本平動物園へどうぞ。
動物園など、そういう場所が好きな方はのんびりと過ごせますし、いいと思います。
入場料600円也。

それではまた。


※6月16日・手創り市の出展者発表は「こちら」clicks!!までどうぞ。

*5月25日・26日は終日事務局不在となります*





5月22日


おはようございます。現在、6:02。
本日、これより明日の昼まで事務局不在となります。 
どうぞ宜しくお願い致します。

写真は・・・これから行われるあんなことやこんなことのひとつ。

それではまた。






【6月手創り市出展者発表】

6月16日・手創り市出展者の発表を致します!!

【6月手創り市出展者発表】clicks!!


※出展者の皆さま、ならびにご来場者の皆さまへ、
 会場周辺の路上駐車は近隣住民の皆さまへのご迷惑となりますので
 絶対にお止め下さい。
 会場には駐車場がございません。周辺のコインパーキングをご利用ください。


手創り市
info@tezukuriichi.com
https://twitter.com/kishimojinotori




いわもとまきこ×皆川弘充 @ Vieill(ヴィエイユ)

昨日、日曜は江古田にありますパンとギャラリーのお店、Vieillさんに行ってきました。
目的はいわもとさんの二人展。
文章を書かれる方との二人展という事もあり、文章の印象といわもと作品によって説明的になってしまうのかな?と思っていたものの、そこはさすがのさじ加減。塩梅という言葉がこの人ほど似合う方っていないな、と改めて思った。
ギャラリースペースを何度も見渡しながら、個人的に好きな景色が全てディテールであることに気がついた。全体像よりも細部にある、彼女の声にならない声のようなもの、その気配を感じた。それと、パンとチキンソテーにレーベンブロイの組み合わせはとても贅沢だなと思った。
いろいろ御馳走様でした。

以下、写真をずらりと・・・

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最後に二人展の様子は「こちら」clicks!!でもご覧になれますよ。

それではまた。





うなる相談うけました。

芍薬の、日に日につぼみが大きくなって



とあるつくり手さんよりご相談を頂きました。

ご相談?ちょっと違うかも…

相談というよりも話だけ聞いたという感じ?



一ヶ月位前のことなので、私の中で咀嚼されたものですが書いてみたいと思います。


「(手創り市に参加している)作家の作品を無断で販売しているお店があるんです!!

 しかも東京からこんなに離れた場所で!!  」


「…え?どういうことです?(内心、どうしたどうした?…)」


ここから延々とやりとりは続き、センシティブなことも多々含まれますので、

大まかに、でも大事なことを省略せずに書いてみたいと思います。そして長いです。


『 東京から離れた遠い場所で、私たちと取引のある、かつ、手創り市にも参加している作家

 の作品が、そのお店で商品として販売していた。なので、私は取引のある作家にそのお店で

 販売の取引あるのかどうか確認をしてみた。そしたらどうも、そのお店の方ははるばる

 (東京の)手創り市に来ていて、その作家は「たしかにそのお店の方に作品を販売した。

 名刺もいただいた。でも、お店で販売されることも、卸しの話もしていない」というのです。

 でも、そのお店はどう見ても、プライヴェートで購入したものをお店に並べているだけじゃ

 なく、販売をしているんです。私には何を考えてそんなことをしているのかわかりませんし、

 作家も困惑しています。販売するのであれば、名刺もお互い交換しているのに、何故断りを

 いれないのか?そして、はるばる東京まで出向いて何故そんな行為をしているのか?作家の

 作品を単なるディスプレイとして見せて、お店の印象を良くする為だけ、としか思えません

 し、そうしたことが気持ちが悪いです 』


私もまったく同じ意見です。


 『 作家さんの「作品」をお店に持ち帰って、「商品」として販売するのであれば、それは

 「仕入れ」です。仕入れであれば、どんな形でも、顔をつきあわせて、電話で、メールで、

 お互いに納得した上で販売するべきです。』

 (優先順位としては、顔をつきあわせて、ですよね)


でも、その、遠路はるばる東京までやってきたお店の方は、そうしたことをすっ飛ばして、作家の作品をひとつ購入し、無断で販売していた。まさかそれが東京にいる僕ら手創り市スタッフに知られるなんて思いもしていなかったでしょうし、現地に以前手創り市にでていた作家がいるなんて想像もしなかったでしょう。まさに、いろんなタイミング重なり、人の繋がりがあって知る事ができた事柄。

話を聞いていて、電話のむこうにいる、伝えてくれた人は怒りに震え、冷静になろうなろうとしていることが伝わり、ひととおり話を聞くことに集中。その後私の考えを伝えました。


「作品を購入し、単にお店のディスプレイにしていただけであれば、そのお店の方の考え方も

あるでしょうし、問題!!とまで云えないと思います。ただ、今あるコトは明らかに問題ですね。で、僕が云える事は、問題がわかった以上、つくり手としてその問題にどう対処するかだと

思います。簡単に言えば、そのお店の方にはっきりと事実を確認した上で自分の考えを伝えること。気分を害したのであれば気分を害したことを最低限伝えなければ、極論そうしたことを認めた事になると思います。なにをするかは当人が決める事ですし、それもまたつくり手の責任だと思います。その上で、こうしたことを知らせてくれたことに感じた事をあらわすのであれば、僕が出来る事は(手創り市の)ブログに『こんなことがありました。皆さんどう思いますか?』というようなことを書くくらいです。それ以上のことは出来ません。云々・・・」


この際、そのお店のことは置いといて、それより、個々人が何を考え、行動するのか?そちらが重要だと思います。それに、考えて、敢えて行動しないことを選んでもいいと思います。個々人が「自分はこれを選んだ」と云えさえすれば、あとはそれを選んだ自分自身に責任を持てばいいだけのことだと思いますから。(ベストの選択じゃないにしても…)


手創り市もそろそろ丸7年が過ぎようとしていて、もう少しで8年目に突入。出展して頂く方も、ご来場者もさまざまな所からやってきてくださいます。いろんな目的をもって会場にやってくる人がいて、なにも手づくりばかりが好きじゃない人だって沢山いるでしょう。ひとつ、ふたつ、みっつ、むげんに… いろんな考え方の人がいるからこそ、会場という場は生き生きとするのだと思います。


(いろんなお店の方がつくり手との出会いを求めてやってきてくださることは、参加するつくり

 手にとってもモチベーションに繋がるはずですし、それが会場の活性化にもなります)


個人的な性質ではありますが、私はひとつの考え方や方向に偏ったり、指向することが好きでは

ないです。いや、好き嫌いではなく、仮に自分がAという考えだとして、それとは反対のBという考えがあってしかるべき、と思いますし、対する考え方がない事の方が居心地が悪くもあります。(どんどん非難してくれって訳じゃあありませんよ、ちなみに…)そんな性格だからか、さまざまなところから様々なモノ・コトが集まる東京だからかわかりませんが、雑司ヶ谷の手創り市のコンセプトは「つくり手の裾野とはじまり」です。(久しぶりにこの事を言いました)あらゆる階層、段階の方が参加をする場所で、訪れる場所で、ひとつの目的(方向性)にそった場所ではありません。それを雑多といえば雑多と云えるでしょう。でも、多数のなかのひとつひとつを見れば、必ず個々のものがたりがあり、これまで培った時間から成る差異があるはずです。その差異こそが、私にとっての人間らしさであるように思います。


だいぶ話がそれました・・・


上記のことで、当事者ではない私が答えを出すことはありませんが、何かを云われて、伝えてもらって、考え方や意見を述べる事は出来ます。


ぼくはぼく、あなたはあなた、でも、ぼくもあなたも通じるところがある。


通じるところがあると思ったので書きました。


遠くのあなたが伝えてくれたことで考える機会が出来ました。


ありがとうございました。



※ご意見ご感想は下記mailまでどうぞ。


名倉哲









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