6月29日



昨日の&SCENEを終えて。

6月28日の&SCENE手創り市は天候も危ぶまれるなか、
やってきた晴れ間が本当に爽快で、一気に夏日和な一日となりました。 

ご参加いただいた出展者の皆様、ご来場の皆様、ありがとうございました。


この日、会場のひとつのエリアでは「6月のアクセサリー」という企画エリアがありました。

6月の季節や空気をイメージしたアクセサリーを制作する作家さんが並び、内容、ボリューム共に見応えのある内容だったと思います。

欲を言えば、今回の企画のようなものが、その後も違う形での展示会になるような発展性があったら、より作品と向き合う時間があったように思いますし、そのくらい価値のある内容でありましたから。


この日のワークショップは「6月のブーケコサージュ」

講師役にharihariさんを迎え、ご参加頂く皆様がひとつひとつの植物を束ねてゆく姿が、とても印象的でした。

ただひとつ残念なことが…
ワークショップ開催直前に急遽参加キャンセルがあったということ。
致し方の無い事かもしれませんが、講師役の作家さんが準備し、この日参加する方、ひとりひとりの為にご用意くださった時間と気持ちを考慮するとやるせないものがありました。
それもまた、イベントを運営してゆく上での一端と云えばそれまでですが…

とはいえ、ワークショップ自体、制作の過程から着地点までとても良いものになりましたし、またいつか季節を変えてブーケコサージュのワークショップをやっていただけたらと思っております。harihariさん、一日お疲れ様でした。


最後に&music。
この日の本堂ライブはユキシュンスケさんが出演。

彼とはこれまで様々な舞台をご一緒してきましたが、なんだかこの日の彼はいつもと様子が違いました。緊張(?)というのか、ふだんよりも心なしかエモーショナルな感じというのか…即興の演奏など遊び心が随所に散りばめられていたと同時に、気持ちがいつもよりも前面に出ていたともいうような。これまで付き合いがあるからこそかもしれませんが、そんな彼の演奏に新鮮味を覚えました。(新たなギターの音がそんな気持ちにさせたのかもしれません。)



次回の&SCENE手創り市は8月23日に開催。
お申し込み締切は7月16日事務局必着。
皆様のご応募をお待ちしております!!


それでまた。

名倉









本日開催:&SCENE手創り市


6月28日は&SCENE手創り市の開催日です。

会場には「6月のアクセサリー」という、
アクセサリーのつくり手を集めたエリアも御座います。

詳細はこちら→ http://andscene.jugem.jp/?eid=269

「お気にいりを見つけたら、」も併せてご覧ください。


↓6月の本堂ライブ↓

6月&music : ユキシュンスケ LIVE


↓ワークショップ:6月のブーケコサージュ↓
詳細はこちら→ http://andscene.jugem.jp/?eid=274

*8月の&SCENE開催日*

開催日:8月23日(日曜)

申込期間:6月28日〜7月16日必着

出展者発表:7月26日 


それではまた。

名倉





6月26日 秩父にて

 
 
 

昨日は秩父へツグミ工芸舎ソイさんの絵画作品の個展を拝見に男子3人でお邪魔しました。
会場はブックカフェギャラリーのPNB-1253さん。(会期は30日まで)
1994年から近年の作品をまとめた展示会は年代ごとに並べてある訳ではないけれど、近年に近づくほどに作品に静けさが漂うようなものがあり、長い年月でつくられた作品をまとめて見る楽しさがあるように思いました。
もちろん木工作家さんですか、一部木工作品なども御座います。
秩父方面へ行く機会がありましたら是非。

会場に長居し、その後、夕方からツグミさんのお店兼ギャラリー「ひぐらしストア」にお邪魔。
ツグミさんのご家族との宴と思いきや、初めましての方も沢山おり、最初緊張しつつも、話す内容の面白さに巻き込まれ、楽しく夜はふけてゆきました。(気づけば朝に…)

最後にご一報。


8月の下旬、夏の終わりに「ひぐらしストアさん」にて絵本の原画展を開催致します。
詳細は後日お知らせ致しますが、私も企画のお手伝いをすることになりました。
あの人も北海道からやってくるとか。楽しみたいと思います。

それではまた。


6月28日は千駄木・養源寺にて



*ご注意ください*

7月雑司ヶ谷の開催はイレギュラー

開催日:7月20日(月曜・祝日)

申込期間:6月21日〜6月24日



名倉





6月25日


近頃、昼食はトーストと珈琲ですませることがおおい。

この日はロールパンもいただき、表面から、ロールから
漏れるバターの香りに圧倒されました。

珈琲を飲むようになったのは上京してからで、
パンが好きになれたのは大人になってからで、
蜂蜜を楽しめるようになったのは、つい最近。
ここのトーストを知ってから。

そういうことなんです。


6月25日10時ちょっと。今日はこれより秩父方面へ。
明日の朝には帰ってこなきゃですが、とても楽しみな一日。



6月28日は千駄木・養源寺での「&SCENE手創り市」の開催です。
上の3つの写真にビビッときた方は是非ともご来場下さい。
ビビッとこなかった人は、会場に来てビビッときてくれたら嬉しいです。

それではまた。


*ご注意ください*

7月雑司ヶ谷の開催はイレギュラー

開催日:7月20日(月曜・祝日)

申込期間:6月21日〜6月24日


名倉





6月24日


1、
うまいこといかない。
ほしいものはわかってるのに。
なぜ?…
いらいら。
(唸る)

2、
3月4月の頃だろうか?
執着についてよく話しをしたなあと思い出した。
(そのことでよく呑んだな…)

3、
ん?これでいいんじゃね?
あ、誰かこっちを見てる?
(こわっ!!)

4、
自分、だ…
やいやい…。
(溜め息)

5、
できた〜
(やったね)


「6月28日の&SCENEにて催される「6月のアクセサリー」で、
 手にいれた作品をその場で試着し、撮影も出来るコーナーが欲しい!!
 その為の告知写真を撮ってください。」

という連絡を受け、アクセはモノとして好きだけれども、
まったく身につけることのない私は、そもそも試着などしたこともなく、
どんな風にすればいいだろう?というところから出発し、
どうにかこうにか、額に脂汗をかきながら、
そしてかきながら、ようやく着地をした。
というのが、上記1〜5のくだりである。

上手くいくことも、いかないこともあるけれど、動かないことには始まらない。

最後の最後まで足掻いて、モノとコトに執着する。
そういう熱のようなものにふれると、人は動いてしまうものだと思う。



という撮影コーナーをつくります。

どこに?

6月28日の&SCENE手創り市に。

よろしかったらご利用下さい。


それではまた。



*ご注意ください*

7月雑司ヶ谷の開催はイレギュラー

開催日:7月20日(月曜・祝日)

申込期間:6月21日〜6月24日


7月の大鳥神社会場では、


「あおの夏祭り」の申込期間は、

一般・食品共に6月18日から6月24日消印までとなります!!


名倉







6月22日


昨日は雨天中止の発表をしてみたものの、
なぜか少しも降らない雨にイライラしつつ昼を迎えました。
結果的に降ったものの、雨天中止になると沢山の方の顔が浮かび、
やるせない…と感じた一日。16時ころ、特にそう感じます。


昼までに片付けるべき事をざっくざくとやっつけ、
スタッフ数名との東京散策は、普段ひきこもりがちな自分を
外へ放り出すようでなかなか有意義な時間でした。

さてさて、次回、7月20日(月祝)にむけて雑司ヶ谷は
まだまだやるべきことが多くあります。
それから今週末、28日は&SCENE手創り市の開催日。

ぼうっとしていられない毎日に感謝しつつ、さくさく進めてゆこう。

それではまた。



*ご注意ください*

7月雑司ヶ谷の開催はイレギュラー

開催日:7月20日(月曜・祝日)

申込期間:6月21日〜6月24日


7月の大鳥神社会場では、


「あおの夏祭り」の申込期間は、

一般・食品共に6月18日から6月24日消印までとなります!!


名倉





あおの夏祭りワークショップ「夏をいろどる消しゴムはんこ」


あおの夏祭りのワークショップ

「夏をいろどる消しゴムはんこ」


    


kanaexpressさんのつくる、

3つの図案からお気に入りを選んで、

板状の消しゴムを彫るところから体験していただきます。



彫った消しゴムをその場で手ぬぐいにしてスタンプして出来上がり!!

皆様のご参加をお待ちしております。



「日時」

2015年7月20日(月祝)※雨天の場合、8月16日順延


10:00〜 締め切りました

11:00〜 締めきりました

12:00〜 

13:00〜 締め切りました

14:00〜

15:00〜


*各回定員4名*


「参加費」

2300円(消しゴムはんこ+手ぬぐい1枚を含む)


「会場」

大鳥神社


「作家」

kanaexpress (カナエクスプレス)

http://kanaexpress.blogspot.jp


消しゴムはんこの魅力は手軽さです。

まずは小さいサイズの彫りやすい消しゴムを使ってはんこを作ります。

彫っている時もドキドキ楽しいですが、

仕上がったはんこにインクを付けて押した時には驚きもあってさらに楽しいですよ。

お好きな色のインクでポンポンと沢山押して、

夏にピッタリなオリジナル手ぬぐいを作りましょう!


「プロフィール」

高校卒業後渡英。ロンドンのLondon College of Printing (現在のLondon College of Communication) にて版画技術コース終了後、Camberwell College of Arts and Design でグラフィックデザインを学ぶ。主にリノリウム版画で作品を制作していたが、消しゴムはんこの、消しゴムとカッターさえあればどこででも作品が作れる手軽さにはまり、以来消しゴムはんこを使った作品、雑貨制作、ワークショップ、イラスト提供などを行っている。



「担当スタッフより」

kanaexpressさんの消しゴムハンコで

つくるテキスタイルのようなパターンが好きで、

いつかワークショップをやりたいなと思っていました。

今回つくるのは、夏のモチーフでいろどる手ぬぐい。

3つの図案からお気に入りを選んで、

板状の消しゴムを彫るところから体験していただきます。

同じ図案でも、選ぶ色やおす時の配置で全然違うものが出来るだろうから、

みなさんの出来上がりを見るのも楽しみです。

持ち帰った消しゴムハンコは、是非、他のものにもおしてみてください。

ハガキや便箋におせば夏のお便りにピッタリだし、

エコバックやハンカチにおしてもきっと素敵です。

家に帰ってからも、自分だけの作品づくりが楽しめますよ!



【お申し込み方法】

お申し込みはすべてメールで、手創り市側にてご予約を承ります


件名を「7月WS申し込み」として、

-----------------------------------------

・ ご希望の時間(10:00 / 11:00 / 12:00 /13:00 / 14:00 / 15:00 )

・ 氏名(全員のお名前)
・ 参加人数
・ 携帯電話番号

  ※消しゴムハンコの柄(かきごおり・かもめと雲・檸檬)については、

  いずれかをその場でお選び頂きます。

-----------------------------------------

をご記入の上、info@tezukuriichi.com 担当:石川までメールにてお申し込み下さい。


お申し込み後、手創り市よりご返信いたします。
返信をもって、参加予約完了となります。
(2日以上返信がない場合、お手数ですがお問い合わせください。)

※携帯からお申し込みの方は、パソコンからのメールを受信する設定にしてください。

※参加希望の方は事前にメールにてご予約をお願いいたします。

※事前準備がございますため、キャンセルはご遠慮ください。

※参加予約は先着順となります。予めご了承ください。

※ご予約のメールを確認した時点ですでに定員を超えてしまっていた場合、

 空いている時間帯を勧めさせていただく場合がございます。

※当ワークショップはカッターなど刃物を利用致します。

 その為、小学高学年生以上のお子様は親御さんの同伴の場合のみご参加いただけます。



ワークショップ担当

石川

info@tezukuriichi.com

twitter







きっかけと、はじまり


6月21日。本日はあいにくの天候不順のため中止。
今日の取材で聞かれるはずだった、いつものことを手直ししてみました。

近頃の取材のおりに改めてよく聞かれます。

「手創り市をはじめたきっかけってなんですか?」

長文ですが、お菓子などつまみながら、お付き合い頂ければ幸いです。

※この記事は2010年4月に書いたものがベースとなっております。


私、2009年12月20日まで板橋区中板橋のなんにもない場所でロジカフェというカフェをやっておりました。
そこでは、平面・立体を問わず、様々なアーティストとの個展・企画展などを通して、一緒に仕事をし多くの時間を共に過ごしてきました。
それこそ24時間365日、頭の中はそのことばかり。
それが私の生活で、そうやって過ごす時間がくらし。
今も変わらず面白くて仕方がない。

私は、いわゆる作家さんのように具体的に何かを作っている訳ではないから(とも言い切れないけど、そういう事にしておきます)常にイメージし考えを伝え、さらに受け、拡げてゆくような、その繰り返しでそれが役割。ものすごく抽象的な言い方だけれど、自分のなかの真ん中はぽっかりと空いている状態でいいと思っています。

気負いはなく、正直なところ、遊んでいるか仕事してるか自分でもよくわからない。…と言ってしまうと怒られてしまうだろうけれど、そもそも好きなことを好きなだけやることを選んでいる訳だから、それが自分にとっての幸せというものなんだろう。(今もなお)

ロジカフェで出会ってきた作家さんたちと話をする中で、個展というものは相当な時間も費用もかかる事を知り、「そうだよな…」「仕方ないよな…」と思いつつ、どこかで違和感がありました。「こういうものだよね…」というものへの、理由のない反発でしょうか。

違和感。作家というのは、展覧会期間だけが作家さんである訳ではなく、日常生活からふだんの制作含めて作家さんな訳であって、でも、個展というものはそうそう矢鱈目ったらできる訳ではない。ということは、個展は作家にとってのハレの舞台で、ある意味、それは非日常的なもの。じゃあ、その対岸にあるような日常の舞台ってなんだろう?そのことを考え始めたことが、小さなきっかけのように思います。(おそらく…)

自分の目の前にいる作家たちにとっての、日常的な舞台。意味することはわかっちゃいるけれど、ふわふわしていて、けれど、答えは目の前までやってきているような、もどかしさ。そのことに、ナニカをつくりもしない私が、勝手に思い悩んだ。

この時、多くの作家さんという意識はまったくなかった。
それは生まれつきの性格のようなもので、所謂「みんなの為に」という言葉はあまり好きじゃないし、私の目の前にいるのは、みんなではなく、ひとりの作家さんであり、ひとりの人間だったから。みんなの為に、は結果的でいい。目の前にいる人になにが出来るのか?良い環境を作りたい…と頼まれもしないのに思っていた。

そんな事を考えながら、毎日を過ごしていて、ある時京都・百万遍の手づくり市を知り、その内容を知る中で興味がわき、自分の中で思い悩む事へのヒントがあるように思い、奈良で菓子店を営む友人宅を訪れる時に伺った。2005年のお盆のこと。

百万遍の手づくり市へ訪れ、その境内を埋め尽くす会場の驚くような光景を目にし、いろんな意味で触発された。東京に戻り、頭の中を整理し、知人にも自分が体験した事を話す中で、徐々にやりたい事が固まってきて、東京に手づくり市のようなものがないかをグーグル先生に聞いてみました。先生はすぐに回答をくれました。(世間では、検索という。)

その時、東京には「手づくり市」はまだなかった。(自分が知る限りは)
だったら自分でやれば早いと思い、企画書の作成を進めた。

たぶん京都のような手づくり市が東京にもあればやってみようとは思わなかったと思う。その理由は単純且つ自分勝手な理由なのだが、後発ではある程度道ができているし、既にある手づくり市が頑張ればいいじゃん、と思うから。つまり、へそ曲がりということなんだと思います。つまらない事かもしれないけど、無いことから始めるからこそのやり甲斐を感じるし、あるもののトレースはつまらない。今以上に若かったからこそ、そんな考えだったのだと思います。
(人間、生きていれば無意識に様々なことを参考にしていますしね…)

手創り市を開催する為の企画書は、2006年の正月を過ぎてから鬼子母神さんへ持ち込んだ。
ちなみに企画書の中身では、手創り市でやりたい事は多分3行程度だったと思う。それより起きるかもしれない問題の対処についてほとんどを費やした。通常、企画をする上での逆をいっていたと思うけれど、それは自分にとってふつうのこと。自分の考える、やりたいと思う、手創り市というものが誰しも興味があるものである。…というような誇大妄想的な言い方はしたくなかったし、なにより手創り市を鬼子母神さんがやらなければならない理由は、鬼子母神さんの方にはないのだから。(私にはおおいにありましたが。)

企画書を持ち込んだ時、「本来であればこういう持ち込みは全てお断りしています」というような話をされましたが、玄関先でちょっと話をしているうちに「とりあえず上のものに渡しておきます…」と言われ、その後、毎月1回少しずつ話をするようになっていった。急ぐことなく毎月伺い、お茶と美味しい最中をいただきながら、徐々に徐々に、という感じで、じっくりと。
(今思えば、その時間が本当に有り難かったように思う。)

その後、約10か月後に第1回目手創り市開催が開催された。2006年10月のこと。
スタッフの秋田さんとは開催直前に出会ったように思う。

最初の手創り市は冬の入口からはじまり、出展数、来場者ともに正真正銘の「冬の時代」でした。この頃から参加して下さっている方にはおわかりですので、どれだけ冬だったかは敢えて言いませんが、身も心も凍えるほどの環境でした。が、私は「春がやってくれば大丈夫でしょ?」と自信満々に思ってました。理由は鬼子母神と、雑司ケ谷の街並みにそれだけの魅力があるから。もちろんそれだけではないですが。

その後、春の訪れと共に徐々に出展数が増えてきて、少しづつ手創り市がどんなものなのか知られてゆき、良いイラストを描く山口さんとも巡り会い、質の面でも徐々に更新してゆきました。

その頃、都内に手創り市のようなものがなかったからこそ、毎回スタッフとああでもないこうでもない、参加する作家さんともああだこうだ、と話しをする事が多かったように思います。
私自身、その頃のことは、ふとした時に思い出し、ひとり笑ってしまいます。

何故手創り市を鬼子母神で?という事ですが、東京に来てから、たまの休みの日に池袋あたりを自転車でぷらぷらしていました。そんな休みの日に、偶然鬼子母神を見つけ、休憩がてら立ち寄り、駄菓子屋でうまい棒(めんたい味)を食べ寛ぎつつ、それから自転車で雑司ケ谷の入り組む路地をぷらぷらしている内に、鬼子母神と雑司ケ谷の街の景色が好きになりました。理由はそれだけあればいいように思います。

なにもないところから始めること、自分がつくってゆくことを意識する時、店舗を開く為の不動産を探すのとは訳が違ったので、世間で云うところの良い条件や立地を考える、というあたまは全くありませんでした。そもそもノウハウなんてものはないし、それを知りたいという人の気持ちも未だによく理解できないけれど、自身のやりたい事を考え、むきあい、行動すれば自然とついてくるものだし、その積み上げがノウハウ?のようなものな気がする。(それを世間では経験という言葉で片付けるような…)
まあそれでも、それでもうまくいかない事はあるんだろうけども、それはそれで積み上げだと思うし、うまくいかないことさえも個々にとって必要なことで、そのことに辛抱出来ずに嫌になるのであれば、想いはその程度のこと。もっとよりよい人があらわれ形にするはずですから。
いつも思う事ですが、自分の代わりはいます。オンリーワンだなんて、私自身はそういう風には思いたくないですし、単にあなたと私は違う。差異があるからこその、理解。たったそれだけのことで、形にしてゆく過程も、そのスピードも違うだけです。辛抱って大事。

手創り市が始まって、もうすぐ10年目に入ります。
時間の積み重ねが今をつくり、時折、こうして過去を振り返ることの大事を感じつつ、少し先の未来にむかって歩き続けます。なにより、たかだか10年の経験の上に、胡坐をかくようなことは嫌だな、とよく思います。今日と明日は違うように、少しのことの積み重ねで未来が創られてゆきますから。

2015年10月で手創り市は10年目にはいり、来年10月には丸10年を迎えます。
その時に、「これから更に面白くなってゆくはず。」そんな風に思えるよう、これからも取り組んで参ります。

「きっかけと、はじまり」。

これからも手創り市を宜しくお願い致します。


※ご意見ご感想は下記メールまでお気軽にどうぞ。







【6月手創り市】本日は中止となります…。

本日、6月21日・雑司ヶ谷手創り市は天候不順のため中止と致します。


なお、次週6月28日は千駄木・養源寺での「&SCENE手創り市」の開催です。

ぜひともご来場下さい!!




雑司ヶ谷手創り市は、

鬼子母神・大鳥神社の2会場同時開催となり、

両会場併せて200ブースもの出展が御座います。


【6月21日・出展者リスト】


「6月の、はじめまして。」


*ご注意ください*

7月雑司ヶ谷の開催はイレギュラー

開催日:7月20日(月曜・祝日)

申込期間:6月21日〜6月24日


7月の大鳥神社会場では、


「あおの夏祭り」の申込期間は、

一般・食品共に6月18日から6月24日消印までとなります!!


手創り市






6月19日


先日のこと。

学芸大駅から徒歩5分ちょっとのところにある本屋さんのとある展示会にお邪魔してきました。

これまで絵描きとして活動してきた彼女の久しぶりの個展ということもあり、とても楽しみにしていた。
なにより、ふだん絵描きとして活動している彼女の絵が、作品(絵)以外にも、スカーフという着地点(商品)として並ぶこと。それ自体に興味があったし、その過程により興味があったのでなおさら話を聞きたかった。

店内に入ると、透け感のある紙に描かれている作品群。
人の動きが展示にも影響されるように、作品はゆらゆらとゆらぎを見せていた。
お店の中央にはテーブルが置かれていて、そこには原画からスカーフへと辿り着いた6種類ほどのそれらのもの。彼女の絵は縦に伸びてゆくよりも、横に広がってゆくイメージがあったので、スカーフが並ぶ姿がとてもしっくりときた。

(中略)

一度お店を出て、在廊している店舗へ戻ったのは、それから2時間後。
店内へ入るとびっくり。知人が2人。久々にあう2人に、どうでもいいような、というより、ついついふざけた会話に終始してしまった。ご愛嬌でしょうか。

ご愛嬌トークも終了し、その後、4人で食事へ。

場所は本屋さんからもほど近い、おしゃれな居酒屋さん。
出てくる料理は器も盛りつけも丁寧で、それでいて価格も抑えてあり、優しいな…と感じた。

つまみをつつき、お酒も少し進んだところで、聞きたいことをズバズバと聞いた。

今回の展示の流れから、なぜスカーフ?ということを。

近頃よく見かけるのは、絵描きさんの絵をテキスタイルとし、そこからファッションのアイテムとして昇華されたもの。原画は世界に1枚限りだけれど、量産するものであれば、多くの人の手に渡る可能性は、必然的に高くなる。
量産すること自体悪くはないと思うし、むしろ量産することでしか知りえないチャレンジはあるはずで、そのこと自体が絵描きにとっての自分の境界からはみ出す挑戦でもあり、自作品を見つめる機会にもなるような気がする。
量産時には自分が入り込める余地が限られ、より事前のコミュニケーションが大切になる。
任せなければいけないことが出てくれば、自然と葛藤も生まれ、イコール、会話が自然と対話になってゆくはずだから。(やはり、任せきりはいけない。)

もとい。
核心のなぜスカーフという話になった時、今回の展示からスカーフという着地点まで、すべて自分で考えたという。私はそのことに少しばかり驚いた。

絵描きは、限られた時間のなかで、絵を描くという行為に相当の時間を割く。
途中、DMづくりから、なんやかやと細々と作業もあったり、当然、ふだんの生活もある。
そんな中での新たなチャレンジがあるとすれば、おおよそ会場主や企画者からの依頼があって、役割分担があって、形になるものだと思うから。

特に今回は、スカーフという、モノをつくることがわかりやすい着地点としてあり、そこにかかる時間や経費などを考えると、想像はしても二の足を踏むのがふつうな気がする。特に、自分でかける経費は、結果的に現実面で大きな制約を生むことになるから尚更。
(ここでいう「ふつう」とはとても不確かな、感覚程度のこと)

彼女はつくった。
その先には、しっかりとした目的、形にしたいものがあって、今回の個展ではそのこと自体が確かな目標だったと思う。

絵を描き、スカーフにして、それが売れてゆくことで、自分自身の目標に一歩でも近づくような展示会。
スカーフをつくることで自身の仕事つくり、それが次に繋がってゆく、少し先にあるかもしれない未来への投資。
そのことを自分で考え、自分で現場で作り出したことに、確かに歩む彼女の姿に少しばかり感動を覚えました。

とにもかくにも、いい夜でした。














Profile
twitter
New Entries
Archives
Category